柴町 (横浜市)
柴町(しばちょう[2])は神奈川県横浜市金沢区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施区域。
柴町 | |
---|---|
町丁 | |
柴漁港遠景、後方の丘の下は小柴地区、中央の緑屋根が宝蔵院 | |
北緯35度20分46秒 東経139度38分16秒 / 北緯35.346203度 東経139.637897度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 金沢区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 6,167 人 |
世帯数 | 3,010 世帯 |
面積([2]) | |
0.768 km² | |
人口密度 | 8029.95 人/km² |
設置日 | 1939年(昭和14年)7月1日 |
郵便番号 | 236-0012[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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地理
編集金沢区東部沿岸部に位置する。北で長浜、東で福浦、南東で海を挟んで八景島、南西で海の公園、南西で寺前、西で金沢町、北西で西柴と隣接する。金沢区中部の丘陵地帯と南側の平地および埋立地からなる。
地価
編集住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、柴町7番85の地点で17万9000円/m2となっている[5]。
歴史
編集1939年(昭和14年)7月1日、当時の磯子区金沢柴町から西柴と長浜が分離され、現在の柴町が成立した。現在の町域にはその後造成された埋立地も含む。かつては丘陵に囲まれ東京湾に面した漁村で、柴漁港に臨む中心集落は「小柴」(こしば)と呼ばれたが、1970年代に埋立が行われ、柴漁港を除き内陸となった。北部で丘陵が海に突き出して小柴崎またはマサキの鼻と呼ばれる岬を作り、現在でもその名残りの海食崖がある。その南側の海岸が防波堤に囲まれ柴漁港となっていた。柴漁港は埋立により建設し直され内陸の掘込港のような形となった。「小柴沖」はアナゴ、シャコその他の漁場として有名で、小柴が海岸でなくなった今日でもこの名で呼ばれる。1853年には黒船がこの付近に碇泊している。富岡八幡宮、宝蔵院等に記録された伝承によれば、古くは北の長浜に大きな漁村があったが、応長年間の大津波で破壊され、移住者が「越し場」と名付け小柴集落を開いたという[6]。
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
柴町 | 3,010世帯 | 6,167人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 6,021
|
2000年(平成12年)[8] | 6,816
|
2005年(平成17年)[9] | 7,327
|
2010年(平成22年)[10] | 7,065
|
2015年(平成27年)[11] | 6,655
|
2020年(令和2年)[12] | 6,462
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 2,179
|
2000年(平成12年)[8] | 2,473
|
2005年(平成17年)[9] | 2,808
|
2010年(平成22年)[10] | 2,865
|
2015年(平成27年)[11] | 2,808
|
2020年(令和2年)[12] | 2,941
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[13]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
358〜389番地 | 横浜市立並木第四小学校 | 横浜市立並木中学校 |
1〜356番地 391〜394番地 400番地以降 |
横浜市立文庫小学校 | 横浜市立金沢中学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
柴町 | 79事業所 | 799人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 64
|
2021年(令和3年)[14] | 79
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 922
|
2021年(令和3年)[14] | 799
|
交通
編集鉄道
編集南東端を金沢シーサイドラインが通るが駅は設置されていない。金沢シーサイドライン八景島駅・海の公園柴口駅が利用できる。
バス
編集施設
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[17]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 金沢警察署 | 柴町駐在所 |
ドキュメンタリー
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “柴町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年9月28日閲覧。
- ^ 『日本歴史地名大系 14 神奈川県の地名』、平凡社
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 金沢警察署. 2021年9月5日閲覧。
- ^ "ヨコハマ・埋め立て・漁師町〜横浜市柴町〜". NHK. 2023年1月14日. 2023年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月19日閲覧。