枇榔島
宮崎県門川町にある島
枇榔島(びろうじま)は、日向灘に位置する無人島である。行政区域は宮崎県東臼杵郡門川町に属する。名前の由来は枇榔(ビロウ)樹が生い茂っていたことによる。かつて美女が住んでいたという伝説があり、地元では美女島ともまたは美女ヶ島とも呼ばれる。
枇榔島 | |
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所在地 | 日本(宮崎県) |
所在海域 | 太平洋(日向灘) |
座標 | 北緯32度27分54秒 東経131度43分51秒 / 北緯32.46500度 東経131.73083度座標: 北緯32度27分54秒 東経131度43分51秒 / 北緯32.46500度 東経131.73083度 |
海岸線長 | 約1.5 km |
最高標高 | 75.2 m |
プロジェクト 地形 |
島の形状は、海底火山の影響によりできた柱状節理の切り立った断崖絶壁である。
絶好の釣り場として知られているほか、国指定の天然記念物のカンムリウミスズメの世界最大の繁殖地としても全国的に有名。カンムリウミスズメのほかにもウチヤマセンニュウやカラスバトなど多くの野鳥が集まる。また、時折クジラやイルカ類の目撃もあり[1]、観光事業が検討された事もある[2]。
周囲は約1.5km。全島域が日豊海岸国定公園に指定されている。
生物
編集観光・交通アクセス
編集- 門川町の庵川漁港から渡船できる。港より約7km。
脚注
編集- ^ 海と日本PROJECT in みやざき, 2022年, 門川町の沖合で海面を勢いよく跳ねるクジラ
- ^ 栗田壽男, 2011年, クジラ・イルカを通じた自然環境学習の実施報告書, 宮崎くじら研究会