杵屋 勝東治(きねや かつとうじ、1909年〈明治42年〉10月16日 - 1996年〈平成8年〉2月23日)は、長唄三味線方。本名は奥村実。
東京市京橋区新富町の生まれ(深川区洲崎で生まれたという説もある)。6歳のころから10代目杵屋六三郎、4代目杵屋勝太郎に師事し、15歳で杵屋勝東治の名を許される。17歳で師匠となる。
力強いバチさばき、男っぷりのよさ、世辞、追従の類が言えないという性格にファンも多かった。この父の性格が若山・勝兄弟に引き継がれたといえるであろう。