杉山東太郎
杉山 東太郎(すぎやま とうたろう、1871年5月4日(明治4年3月15日[1]) - 1936年(昭和11年)12月27日[2][3])は、明治から昭和時代初期の政治家。自由民権運動家。衆議院議員(3期)。
経歴
編集杉山半蔵の長男として静岡県周智郡村松村(山名郡久努村、磐田郡久努村、袋井町を経て現袋井市)に生まれる[4]。久津部の刮目舎(現袋井市立東小学校)から明治法律学校に学び、自由民権運動に傾倒する[4]。19歳にして久努村長に就任し[4]、同村会議員[1]、磐田郡会議員、静岡県会議員を経て、1912年(明治45年)5月の第11回衆議院議員総選挙では静岡県郡部から出馬し当選[2]。つづく第12回、第13回総選挙でも当選し、衆議院議員を3期務めた[2]。
民政党県支部長を務めたほか、教育行政に力を入れ、磐田郡下の小学校に奨学金を寄贈するなどした[4]。
家族
編集脚注
編集- ^ a b 衆議院事務局 1912, 27頁.
- ^ a b c 衆議院、参議院 1962, 253頁.
- ^ 上田ほか 2001, 378頁.
- ^ a b c d 静岡新聞社出版局 1991, 245頁.
- ^ “杉山東太郞 (第4版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “大衆人事録. 第14版 東京篇 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “北河豊次郞 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2021年10月12日閲覧。
- ^ “人事興信録. 第13版上 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2021年10月12日閲覧。
- ^ “後藤茂之『社民党の連立政権離脱・日中韓首脳会議』”. 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba. 2021年10月12日閲覧。
- ^ 閨閥学 (2020年11月3日). “後藤家(ファミリーマート社長・後藤茂・後藤茂之の家系図)▲”. 閨閥学. 2021年10月18日閲覧。
参考文献
編集- 『第二十九回帝国議会 衆議院議員名簿』衆議院事務局〈衆議院公報号外〉、1912年 。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年 。
- 静岡新聞社出版局 編『静岡県歴史人物事典』静岡新聞社、1991年。ISBN 4783804249。