木津幸吉
木津 幸吉(きづ こうきち、文政13年1月15日(1830年2月8日) - 明治28年(1895年)9月27日)は、幕末・明治時代の写真家。
経歴
編集1830年(文政13年)1月15日、越後国新発田(現・新潟県新発田市)に生まれる。1860年頃に足袋職人として箱館に渡ったが、その後仕立屋を始めた。そこで初代箱館ロシア領事となったゴシケビッチに洋服の仕立てを依頼され、出来が良かったために評判となった。仕立て屋は繁盛し、幸吉は儲けた金で写真機を購入した。ゴシケビッチおよび領事館医師ゼレンスキーから写真術を学び、1864年(元治元年)箱館に北海道最初の写真スタジオを開業した。1867年(慶応3年)田本研造とともに松前藩の松前城を撮影。1869年(明治2年)上京し、浅草で写真館をひらいた。
1895年(明治28年)9月27日、66歳で死去。
参考文献
編集- 講談社 デジタル版 日本人名大辞典
- 函館人物史 木津幸吉
関連項目
編集外部リンク
編集- 北海道大学北方関係資料総合目録 木津幸吉。2010年12月8日閲覧。
- 『幕末・明治の写真師』総覧