新宿昭和館
新宿昭和館(しんじゅくしょうわかん)は、かつて東京都新宿区三丁目にあった任侠映画専門の名画座である。定員は291席。地階に成人映画専門の昭和館地下劇場(定員212席)を併設していた。
新宿昭和館 Shinjuku Showakan | |
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情報 | |
通称 | 昭和館 |
正式名称 | 新宿昭和館 |
完成 | 1932年 |
開館 | 1932年12月22日 |
閉館 | 2002年4月30日 |
最終公演 | 明治侠客伝 三代目襲名 |
収容人員 | 503人 |
客席数 |
昭和館:291 地下劇場:212 |
用途 | 映画上映 |
運営 | 昭和興業株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区新宿3丁目35-13 |
アクセス | 東京メトロ新宿三丁目駅より徒歩2分 |
跡地にはSHOWAKAN-BLD.(昭和館ビル)が新築され、同ビル3階にミニシアター「K's cinema」(ケイズシネマ)が2004年3月6日にオープンしている[1]。
歴史
編集- 1932年(昭和7年)12月22日 - 洋画上映館として開館。当館が開業するまでの東京府豊多摩郡淀橋町(当時)内の映画館は、新宿武蔵野館(同町大字角筈1-1)、新宿劇場(同)、新宿帝国館(同)、新宿電気館(同町大字柏木1-92)、新生館(同町大字角筈2-60)、成子不二館(同町大字柏木1-191)の6館しかなかった[2][3]。
- 1944年(昭和19年)4月 - 戦時建物疎開により取り壊し、閉館
- 1951年(昭和26年)7月13日 - 新建屋完成により上映再開。開館当初は洋画を上映していたが、秋より新東宝封切館に移行。
関連書籍
編集- 川原テツ 『名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記』、幻冬舎、2007年7月 ISBN 434401362X
脚注
編集- ^ “vol.02 新宿K's CINEMA(ケイズシネマ)|違いのわかる映画館”. レッツエンジョイ東京. 2016年9月4日閲覧。
- ^ “昭和7年の東京府下の映画館”. 中原行夫の部屋(原資料「キネマ旬報」). 2013年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月27日閲覧。
- ^ 年鑑[1942], p.10-35.
参考文献
編集- 『映画年鑑 昭和十七年版』、日本映画協会、1942年発行
外部リンク
編集- 新宿昭和館 - YouTube
- 新宿昭和館/昭和館地下劇場 - 「港町キネマ通り」サイト内(2001年2月取材のもの)