平壌地下鉄100型電車
平壌地下鉄100型電車(ピョンヤンちかてつ100がたでんしゃ)は、朝鮮民主主義人民共和国の平壌地下鉄で2016年より運用されている車両。金鍾泰電気機関車連合企業所が製造。
平壌地下鉄100型電車 | |
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基本情報 | |
製造所 | 金鍾泰電気機関車連合企業所 |
主要諸元 | |
編成 | 4両 |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 直流750V 第三軌条方式 |
主電動機 | 永久磁石同期電動機 |
駆動方式 | 吊り掛け駆動方式 |
制御装置 | VVVFインバータ制御 |
制動装置 | 電気指令式空気ブレーキ(回生・発電併用) |
保安装置 | ATC/ATO |
平壌地下鉄 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 평양지하철도100 형 전철 |
漢字: | 平壤地下鐵道100型電車 |
日本語読み: | へいじょう ちかてつどう100がたでんしゃ |
英語表記: | Pyongyang Metro100 series |
ドア上部には、地図式、LCD式の車内案内表示装置が設置され、次の停車駅を朝鮮語、英語で表示される。また、各種映像を流すLCDモニタも設置されている。
開発の経緯
編集2015年7月、金鍾泰電気機関車連合企業所を訪ねた金正恩第一書記は新しい地下鉄用車両製造の製造を指示した。これを受けて工場の従業員は短期間で完全な国産地下電動車を製造した。同年10月、金正恩第一書記に公開され、翌月には試運転をおこなった。
営業運転
編集2016年1月1日、千里馬線で運行を開始。現在のところ革新線では運用についていない。
当初は101〜104の4両1編成のみが確認されていたが、2024年10月には105〜108が車体に表記された別編成の運用が確認されている[1]。
101〜編成と105〜編成では屋上機器の形状や灯具、内装レイアウトといった箇所に変更が認められ、何らかの仕様変更がされたと思われる。
脚注
編集- ^ PoletMe Aviation Videos (2024-11-26), Метро Пхеньяна, Северная Корея (2024) 2024年11月26日閲覧。