宮久石
鉱物
宮久石(みやひさせき、 Miyahisaite)は、2012年に発表された日本産新鉱物で、大分県の下払(しもはらい)鉱山で発見された[1]。化学組成は、(Sr,Ca)2Ba3(PO4)3Fで、六方晶系。燐灰石のスーパーグループに属する。
愛媛大学の鉱床学者宮久三千年の、特に九州地方の鉱床の研究を基にした、鉱床学・鉱物学における業績をたたえて命名された[2]。
脚注
編集- ^ Nishio-Hamane, D., Ogoshi, Y. and Minakawa, T. (2012): Miyahisaite, (Sr,Ca)2Ba3(PO4)3F, a new mineral of the hedyphane group in the apatite supergroup from the Shimoharai mine, Oita Prefecture, Japan, Jour. Mineral. Petrol. Sci., 107, 121-126., doi:10.2465/jmps.110901
Errata 『Journal of Mineralogical and Petrological Sciences』 107巻 4号 2012年 p.181, doi:10.2465/jmps.107_181a - ^ 浜根大輔、「新鉱物・宮久石の誕生について」『岩石鉱物科学』 44巻 1号 2015年 p.57-59, doi:10.2465/gkk.141215b