浦嶋神社
京都府与謝郡伊根町本庄浜にある神社
(宇良神社から転送)
浦嶋神社(うらしまじんじゃ)は、京都府与謝郡伊根町本庄浜にある神社。旧社格は郷社。浦嶋伝説が伝わる。宇良神社(うらじんじゃ)とも呼ばれる。
浦嶋神社 | |
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鳥居 | |
所在地 | 京都府与謝郡伊根町本庄浜191 |
位置 | 北緯35度43分44.0秒 東経135度15分28.1秒 / 北緯35.728889度 東経135.257806度座標: 北緯35度43分44.0秒 東経135度15分28.1秒 / 北緯35.728889度 東経135.257806度 |
主祭神 | 浦嶋子(浦島太郎) |
社格等 | 旧郷社 |
創建 | 825年(天長2年) |
本殿の様式 | 本殿神明造 |
別名 | 宇良神社 |
例祭 | 例大祭(8月6日、8月7日) |
地図 |
祭神
編集- 主祭神
- 浦嶋子(浦島太郎)
- 相殿神
歴史
編集社伝によると、創祀年代は平安時代、淳和天皇の825年(天長2年)7月22日とされ、浦嶋子を筒川大明神として祀るのが始めであると伝えられる[1]。宇良神社とも呼ばれ、延長5年(927年)「延喜式神名帳」所載によると『宇良神社(うらのかむやしろ)』と記されている[1]。伝承によると、淳和天皇は、「浦嶋子が、雄略天皇22年(478年)7月7日美婦に誘われ常世の国へ行き、347年を経て、天長2年(825年)に戻った」との話を聞き、浦嶋子を筒川大明神と名付け、小野篁を勅旨として社殿が造営されたとされる[1]。
祭事
編集- 元旦祭(1月1日)
- 節分祭(2月 節分の日)
- 宵宮(3月16日日の入り刻)
- 祈年祭(3月17日午前9時)
- 延年祭(3月17日午前10時)
- 例大祭(8月6日-宵宮、7日-例大祭)
- 新嘗祭(12月7日)
- 月次祭(毎月7日、17日)
文化財
編集重要文化財
編集- 紙本著色浦嶋明神縁起 1巻 (絵画)- 1971年(昭和46年)6月22日指定[2]。
- 刺繍桐桜土筆文肩裾小袖 (工芸品)- 1964年(昭和39年)1月28日[3]。
登録有形文化財(国登録)
編集- 拝殿及び中殿 - 2014年4月15日登録[4]。
- 本殿 - 2014年4月15日登録[6]。
京都府指定文化財
編集- 有形文化財
- 無形民俗文化財
- 宇良神社祭礼芸能 - 1985年(昭和60年)5月15日指定[8]。
京都府登録文化財
編集- 無形民俗文化財
- 宇良神社延年祭 - 1988年(昭和63年)4月15日登録[8]。
現地情報
編集- 所在地
- 交通アクセス
参考文献
編集- 伊根町誌編纂委員会 編 『伊根町誌』下巻 1985年、580-609頁。
脚注
編集出典
編集- ^ a b c “由緒”. 浦嶋神社公式. 2022年6月30日閲覧。
- ^ a b “紙本著色浦島明神縁起 / 国宝・重要文化財(美術品)”. 国指定文化財等データベース. 2022年6月30日閲覧。
- ^ a b “刺繍桐桜土筆文肩裾小袖 / 国宝・重要文化財(美術品)”. 国指定文化財等データベース / 文化庁. 2022年6月30日閲覧。
- ^ 宇良神社拝殿及び中殿(文化遺産オンライン)
- ^ “宇良神社拝殿及び中殿 / 登録有形文化財(建造物)”. 国指定文化財等データベース / 文化庁. 2022年6月30日閲覧。
- ^ 宇良神社本殿(文化遺産オンライン)
- ^ “宇良神社本殿 / 登録有形文化財(建造物)”. 国指定文化財等データベース / 文化庁. 2022年6月30日閲覧。
- ^ a b c “京都府指定・登録等文化財その2”. 京都府教育庁指導部文化財保護課. 2022年6月30日閲覧。
- ^ “京都府指定・登録等文化財”. 京都府教育庁指導部文化財保護課. 2022年6月30日閲覧。
- ^ 令和4年3月22日京都府公報 (PDF) より京都府教育委員会告示第2号。
関連項目
編集外部リンク
編集- 浦嶋神社 - 公式サイト
- 浦嶋神社 - 伊根町観光協会