天童大人
日本の詩人
天童大人(てんどうたいじん、1943年 - )は日本の詩人、朗唱家、字家[1]クリスタル・スィングボウル奏者。北海道小樽市生まれ。
「肉聲の復権」を目指し、アートパフォーマンスProjet La Voix des Poètes(詩人の聲)を2006年10月14日に創立し、詩人白石かずこの聲から始まった。[2]高橋睦郎、天沢退二郎、稲葉真弓、伊藤比呂美、中沢けい、坂上弘、美術評論家・酒井忠康、建畠晢、ワシオ・トシヒコなど約180名余りが国内外から参加し[3]、2021年6月27日までに、第1984回公演を刻んで、現在も継続中[4]。2018年1月、世界の文学に貢献したとKATHAK文学賞(バングラデュシユ)を受賞。2019年9月、「VΘEME」を商標登録。
経歴
編集- 1943年、小樽市に生まれる。
- 13歳で単身上京し、獨協学園中等部3年に編入。1961年高等部卒業(四年間精勤賞)、1963年文化学院文科入学。1964年獨協大学経済学部入学。
- 1964年、文化学院の一年下級生村上博(現辻原登)等と共に、作家桂芳久の元、同人誌第二次『文学共和國』を創刊、二号で廃刊。
- 1966年文化学院文科卒業。その後、獨協大学外国学部フランス語学科で学ぶ。
- 1970年瑞穂書房を設立。桂芳久作品集『火と碑』を刊行。11月11日、三島由紀夫に作品集の出来上がった見本を持って桂芳久と共に、会う。
- 1971年 作家森茉莉と出会う。
- 1972年3月末、詩人小山一郎の案内で、詩人吉田一穂と会見。8月からスペイン北部の深山で修業。廃屋に住み、驢馬の背に、パンを乗せ、売って歩き、耳でスペイン語を学ぶ。[5]1973年7月、ピレネー山頂で「太陽の啓示」を受け、聲の力に開眼。その後、ヨーロッパ各地の古代の聖なる地に聲を撃ち込む。
- その後雑誌連載等を経て、1980年、日本国内で朗唱活動を本格的に開始。
- 1978年6月、同人誌「北十字(CYGUNUS)」を創刊、英文学者壽岳文章から1「刮目している」と励ましを受ける。秋季号・第16号で終刊。
- 1981年10月30日 第一詩集『玄象の世界』天童匡史(永井出版企画 第一刷500部刊行)装画:森下慶三
- 1982年1月25日 第一詩集『玄象の世界』天童匡史(永井出版企画 第二刷300部刊行)装画:森下慶三
- 1982年2月、詩人吉増剛造を誘い、肉聲の復権を目指す「北ノ朗唱」[6]を、1991年までの10年間(3年目から詩人高橋睦郎が参加)、厳寒期の北海道を巡る朗唱ツアーを行なう。参加詩人は、白石かずこ・吉原幸子・田村隆一・安西均・新藤凉子・八木忠栄・伊藤比呂美・佐々木幹郎・川田順造・木村迪夫・平出隆・坂本若葉子・大島龍・鈴木順三郎・ 青木崇・佐土原台介等。
- 1983年4月 『日本のやさしい人々―もう一つの日本案内』(サン・ダッシュ刊)に、<新詩人>として紹介された。
- 1983年5月 向日市で、英文学者壽岳文章先生の知遇を得、1988年、第1回字の個展のパンフレットに、「不思議な人物の随一」と記される。
- 1987年9月、来日中のワシントン・ケネディセンター、No.2のジリアン・プールが天童の聲を聴き、「UNIVERSAL VOICE」と命名する。
- 1988年11月、第1回「南の朗唱 in 福岡・壱岐島」を、高橋睦郎・伊藤比呂美の三人で、1990年の第3回目まで行なう。
- 1989年1月、「ポエムリーディングの夕べ」(STUDIO 130 大塚フォーラム・東京)を、1990年9月まで、全50回を開催。57人の詩人による全公演をプロデュースする。
- 1990年から、毎年、5月か6月の新月の日に、対馬・和多都美神社で、「聲ノ奉納 in 和多都美神社」を、行い続けている。2020年10月17日(5月23日に挙行を予定していたが、緊急事態宣言の為、延期した)で、31回目を挙行。現在も継続中。
- 1990年7月、ザルツブルクにて、ジリアン・プールの推薦を受け、ソプラノ歌手、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ教授のマスター・クラスを受講。活動の場は国外へと広がる。[7]
- 1995年11月 北十字舎創設 天童大人第二集『エズラ・パウンドの碧い指環』を刊行。
- 1997年6月、第7回メデジン国際詩祭(コロンビア)で、世界の国際詩祭にデビュー。その後世界各地で、数多くの国際詩祭に招待されている。[8]
- 2002年3月21日(新月)イタリア・ヴェローナで開催された、「-春の詩祭 オマージュ ロベルト・サネージ頌ー」、に招かれ、アレーナ(野外闘技場)で、聲の単独公演を挙行。
- 2003年6月1日以降、Formally changed name to Tendo Taijin.
- 2006年10月14日、詩人の聲を育てるために、聲の先達詩人白石かずこの聲から、Projet La Voix des Poètes(詩人の聲)を創始し、デレィクター&プロデューサーとして、全回、立ち会っている。 2020年1月30日まで、第1839回に達する。都心の心ある画廊のオーナーたちの協力を得て、北海道から沖縄まで、既に180 の詩人が参加。現在も継続中。
- 2013年5月 第2回イラク・バビロン国際文化・芸術祭に招待参加。バビロン国際詩祭に参加し、字の個展も開催。[9][10]
- 2014年9月 イラン、テヘラン・アバダンで開催された第1回 Sky of Children 国際詩祭に、招待参加。
- 2015年5月 「詩人の聲叢書」を創刊[11]。第1巻『長編詩 ピコ・デ・ヨーロッパの雪』天童大人著(響文社)を刊行。[12]
- 2016年9月 韓国、ソウル・平昌で、開催された韓・中・日 東アジア三国詩祭に招待参加。
- 2018年1月 バングラデュシュのダッカで開催されたダッカ国際詩人サミット2018に招待され、「KATHAK LITERARY AWARD2018」 を受賞。
- 2018年6月 アルゼンチンで開催された第13回ブエノスアイレス国際詩祭に、国際交流基金の助成を得て、参加
- 2018年7月 調布FMで、「VΘEME!現代の詩とコトバを聴くVΘEME」を立ち上げ、詩人神泉薫と共に制作(1年間)
- 2019年8月 「VθEME」を商標登録。
- 2019年9月 第5回詩とワインのRehovic国際詩祭(Kosovo)に、招待参加。
- 2019年11月 陶板詩集『VΘEME』「Le live d`argile」叢書 第20巻(フランスの陶芸家Marie Joseと陶板詩集を制作。企画:フランスの詩人Jean-Claude VILLAIN)
- 2020年11月11日、第11詩集『長編詩 バビロン詩編』(七月堂)を刊行
- 2021年8月30日、第12詩集『ドゴンの神―アンマにー』(七月堂)を刊行
- 2023年5月29日、第13詩集『ミラノの空ー画家KEIZO(森下慶三)にー』(阿吽塾)
エピソード
編集この記事は大言壮語的な記述になっています。 |
- 「憲政の神様」と言われた尾崎行雄(咢堂)に、11歳の時に、秘書の伊佐秀雄の案内で会った。「若い者は良い」と言われた聲が、天童が最初に出逢った聲の記憶。
- 次いで、獨協学園・中等部三年の時の朝礼で、天野貞祐校長の「諸君は可能性そのものである」という言葉に、衝撃を受ける。
- 中学生三年の時、昼休みに、椿山荘の上に、学校の窓からUFOを目撃した。
- 三島由紀夫が自裁する5か月前、「今年中に何かをしないと、三島由紀夫に会えなくなる」という聲を木曽御嶽山頂付近で、二度、聴く。文学の教師、作家桂芳久は、かつて三島由紀夫の推薦で文壇デビューしたので、三島由紀夫に会うために、桂芳久作品集を制作するので、瑞穂書房を設立。出来上がった桂芳久作品集『火と碑』は、11月11日に、大田区馬込の自宅で三島に見せることが出来た。自裁、二週間前の出来事。
- 英文学者・壽岳文章が「不思議な人物の随一は、ここに紹介する天童大人であろう」と、1988年10月、天童の最初の字の個展「ー詩の根源を求めて―字家 三童 人・字聲展」(詩人・朗唱家・天童大人の字家三童人としての初めての個展)(ストライプハウス美術館・六本木)のパンフレットに書き記した。
- ケネディセンターのジリアン・プールの推薦で、1990年6月、ザルツブルクで開催された、現代のマリア・カラスと称されるソプラノ歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤ教授のマスタークラスを、オーディションを受けて受講。これ以後、喉の障害は、起こらない。
- モダン・アート協会創立会員村井正誠の助言で、マスター・クラスで、ソプラノ歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤ教授の写真を800枚余り撮り、写真家として、毎日グラフ(1990年10月14日号)からデビュー。1990年10月、初めての写真個展を新大久保のギャラリーフレスカで行ない、その後、1992年から1995年まで、写真週刊誌「FOCUS」の準レギュラーとして、写真撮影に従事する。
作品
編集詩集
編集- 『玄象の世界』(天童匡史)装画:森下慶三(永井出版企画、絶版 1981). NCID BB03855505
- 『エズラ・パウンドの碧い指環』(北十字舎 1995)ISBN 978-4826252010
- 『大神 キッキ・マニトウ』(即興朗唱詩集、北十字舎 1997)[13]ISBN 978-4826252027
- 『玄象の世界』抄(北十字舎、絶版 1997)ISBN 978-4826252034
- 『Rosso di Maggio(赤い五月)』(Edizioni D`art Severgnini.Milano.Italia 1999)
- 『LA VOIX DE LA TOUR(POEMES SELECTIONNES)-1978〜2001 -』(フランス語撰詩集、私家版・絶版 2001)
- 『The Wind of Dakar ,Selected Poems1975-2005』(英文撰詩集・私家版・絶版 2005)
- 『EL VIENTO DE DAKAR(1978-2005)(ダカールの風)』(スペイン語付 選詩集」(白鳳社 2006)
- 『On One Kind of "Truth" -Selected Poemsー 1979~2006-』(英文選詩集・私家版・絶版 2006)
- 『Refugee Island Selectes Poems- 1985~2014』(英文選詩集・北十字舎刊 限定100部 2014)
- 『詩人の聲叢書』① 『長編詩 ピコ・デ・ヨーロッパの雪』(響文社 2015)[14]
- 『VΘEME』「Le livre d` argile」叢書 第20巻(陶芸家Marie-Jose` ARMANDOと詩人Jean-Claude Villainとの共同企画の陶板詩集)2019年
- 『長編詩バビロン詩編』(七月堂) 2020年
- 『ドゴン族の神-アンマにー』(七月堂)2021年
- 『ミラノの空ー画家KEIZO(森下慶三)にー』(阿吽塾)
編著
編集- 『北の鳥のいる書票集』大島龍著 編集人天童匡史 書肆ひやね 1984年
- 稲葉真弓選詩集『さよなら は、やめときましよう』「詩人の聲叢書」第6巻 編集:天童大人・神泉薫 響文社 2019
アンソロジー集
編集- 1984年2月 冊子「北ノ朗唱」(吉原幸子・吉増剛造・天童匡史・熊代弘法・大島龍・藤田民子 協力:TDA東亜国内航空)
- 2005年6月『ANTHOLOGIE "PAROLES PARTAGE`ES』(Dakar、SENEGAL)
- 2006年9月『Yapanchitra』(Kolkata、India)
- 2007年10月、『Avoir Vingt Ans』(meeting No5,Saint-Nazaire cedex,France)。『tokyo/luanda』(№11 meet,Saint-Nazaire ,France)。
- 2010年9月『詩のアンソロジー』(国際ペン東京大会2010記念・社団法人日本ペンクラブ)
- 2017年9月『韓中日選詩集』(韓国)
- 2017年12月『韓中日記念文集』(韓国)
- 2018年1月『DHAK ANTHOLOGY OF WORLD POETRY 2018』(Dhaka Adorn)
- 2019年『Peace for Africa.Peace for Kurdistan』
- 2021年8月31日 『AA.VV FOR THE DEAD OF THE PANDEMIC PER I MORTI PANDEMIA ANTOLOGIA DEGLI INTERVENTI』4-5Settembre 2021 acura di Beppe Costa da un`ideainternational literature festival berlin
写真集
編集- 写真集『DANA』(写真撮影、天童大人、小島光晴、国際教育学院文化事業部刊、1991年・絶版)
- 佐伯剛正写真集『一九七二年 作家の肖像』(清流出版社刊 2011年5月15日発行)に、写真一葉収録される。
翻訳
編集- 『ロルカ・ダリ』(アントニーナ・ロドリゴ著 共訳、山内雅子・天童匡史・小島素子、六興出版・絶版). NCID BN02397250
校歌作詞
編集- 愛知県 春日井市立丸田小学校、2003年
オリジナル版画集
編集- 『TERZINA-Ⅷ― OHDOBI』1997年(イタリア・ミラノ セヴェルニーニ出版社刊 限定120部 絶版)
- 「Letter Scape」2000年(イタリア・ミラノ セヴェルニーニ出版社刊 56部)
CD
編集- 「UNIVERSAL VOICE」レユニオンの女性詩人Anie Darencuereと 北十字舎 2008年
- 『ピコ・デ・ヨーロッパの雪』鹿林書房 2020年
VIDEO
編集- 字・聲集『天童大人(三童人)字・聲・身体の三位一体による大神キッキ マニトウの世界』キャマラード・キグヌス 1989年
映画出演
編集- 「修羅の帝王」(高橋伴明監督)1994年
- 「セラフィムの夜」(高橋伴明監督)1995年
大人:関連資料
編集天童大人関連資料・文献(単行本に限定)
- 『資料総集 三島由紀夫』福島鋳郎(新人物往来社)1975年6月. NCID BN06124544
- 『日本のやさしい人々 ーもう一つの日本案内ー』(サン・ダッシュ)1983年4月
- 『風のことのは -詩歌の森を散歩する』酒井佐忠(本阿弥書店)2003年4月ISBN 978-4893739285
- 『詩人の言魂』田中佐知(思潮社)2005年9月ISBN 978-4783716266
- 『一九七二年 作家の肖像』佐伯剛正(清流出版社)2011年5月ISBN 978-4860293543
- 『一瞬と永遠と』萩尾望都(幻戯書房)2011年6月、朝日文庫(朝日新聞出版)2016年5月
- 『田中佐知全作品集』(思潮社)2011年7月ISBN 978-4783723578
個展
編集- 1988年「―詩の根源を求めて― 字家 三童人・字聲展-詩人・朗唱家・天童大人の字家・三童人としての初めての個展」(ストライプハウス美術館・東京)
- 1992年「朗唱家、天童大人(三童人)の字展」(ぼくの空想美術館、東京)
- 1993年「朗唱家・天童大人・三童人の字展」「天童大人・三童人の字 HITO展」
- 1994年「字家 天童大人・三童人の字展」(ギャラリーいそがや、東京)
- 1995年「字家 天童大人(三童人)の字展」(INGO、東京)
- 1999年
- 「字家 天童大人『Letter Scape』展」(ストライプハウス美術館、東京 協力Alitalia)
- 「字家 天童大人『Letter Scape』展」(木更津市立EINホール、千葉 協力Alitalia)
- 2000年「字家 天童大人『Letter Scape』展」(マタンサス大学ギャラリー、マタンサス・キューバ)
- 2001年
- 「字家 天童大人 版画集『Letter Scape』出版記念展」(ギャラリーうえすと、東京)
- 「字家 天童大人『Letter Scape』展」(OPP,六本木・東京)
- 2003年「字家 天童大人『Letter Scape-VOICE UN ENIGUME(ここに謎あり)-』展」(ギャラリーミハラヤ、東京)
- 『Letter Scape』展 (フランソア・ミッテラン情報館、レ・ユニオン島・フランス)
- 「天童大人の世界」(Masion di Muse,名古屋)
- 2004年「字家 天童大人『Letter Scape-直識-』展」(ギャラリー・テア)
- 「字家 天童大人『新作版画』展」(ギャラリー・ポルトデザール、東京)
- 2005年「字家 天童大人『Letter Scape-OVERLAY-』展」(ストライプハウスギャラリー、東京)
- 2006年「字家 天童大人「版画展」(ライオン・銀座・小松店)
- 2007年「字家 天童大人『Letter Scape-OVERLAY-』展」(ライオン・銀座・小松店)
- 2010年「字家 天童大人『Letter-Scape』展」(ギャルリー東京ユマニテ、東京)
- 2013年「字家 天童大人『Letter Scape』展」(バビロン・イラク)
字のグループ展
編集- 1981年 「北の詩人たち展」(ギャラリートーシン・東京)をプロデュースする。
- 1982年 「カリグラフィ展」(画廊文化学院・東京 83,86,88)
- 1984年 「北の詩人たち展」 (札幌アートプラザ、札幌)
- 1987年 「聲を織るもののふたち展」(ギャラリーミカワ、) 砂澤ビッキ、天童大人、中川幸夫、村井正誠、渡辺豊重、88,89,90年+大沢昌助、酒井忠康、実川暢宏、関敏、那珂太郎、荒木経惟、(ギャラリーミカワ・東京)をプロデュースする。
- 1988年 「源初展」 大沢昌助、村井正誠、中川幸夫、砂澤ビッキ、酒井忠康、天童大人(夢土画廊、東京)
- 1989年「天に翔る男たち展」(ギャラリーいそがや、90,92,93,94)を、プロデュースする。
- 1991年「作家たちの字歴書展」(ギャラリーフレスカ、東京92.93,94,95,96,97)を、プロデュースする。
- 1996年「日本の作家色紙展」(日本ペンクラブ主催、京王プラザホテル・ロビーギャラリー。東京)
- 1998年
- 1999年第2回「もののふたちの字歴書展」石原悦郎、酒井忠康、坂倉新平、実川暢宏、関敏、天童大人、中川幸夫、那珂太郎(アートサロンアクロス。東京)をプロデュースする。
- 2000年
- 2001年
- 「TERRA COLORE FUOCO」(CASTELLO DI SPEZZANO MODENA-ITALY)
- 第4回「もののふたちの字歴書展」石原悦郎、酒井忠康、坂倉新平、実川暢宏、関敏、天童大人、中川幸夫、那珂太郎、馬場駿吉(アートサロンアクロス、東京)をプロデュースする。
- 2002年第5回「もののふたちの字歴書展」酒井忠康、坂倉新平、実川暢宏、関敏、天童大人、中川幸夫、那珂太郎、馬場駿吉(アートサロンアクロス、東京)をプロデュースする。
- 2003年第6回「もののふたちの樹歴書展」酒井忠康、坂倉新平、実川暢宏、関敏、天童大人、中川幸夫、那珂太郎、馬場駿吉(アートサロンアクロス、東京)をプロデュースする。
- 2004年「第4回アル・ムタナビ国際詩祭・絵画展」(アラブ文化センター・チューリッヒ・スイス)
- 第7回「もののふたちの字歴書展」石原悦郎、酒井忠康、坂倉新平、実川暢宏、関敏、天童大人、中川幸夫、那珂太郎、馬場駿吉、山口昌男(アートサロンアクロス、東京)をプロ デュースする。
他にグループ展、多数あり。
海外での字の個展
編集- 2000年6月キューバ・マタンサス大学ギャラリーで、国際詩祭交流基金の助成を受けて個展開催。(マタンサス大学ギャラリー、マタンサス・キューバ)。
- 2000年11月、セネガル国立ギャラリーで二人展。(ダカール・セネガル)
- 2003年9月フランソア・ミッテラン情報館で個展。(レユニオン。フランス)
- 2013年5月バビロン国際文化・芸術祭に招待され、字の個展(バビロン・イラク)
「聲ノ奉納」
編集- 1990年から、毎年一回、5月か6月の新月の日に対馬・和多都美神社で「聲ノ奉納」を挙行。第29回は、2018年5月15日に挙行。30回記念公演は、2019年6月3日に挙行。第31回は、2020年10月17日挙行。32回は、2021年6月10日に挙行。
- 1990年6月 三輪山山頂「聲ノ奉納」
- 1991年4月15日 「奉納朗唱 in 赤坂山王日枝神社」(東京都港区)
国際詩祭 参加記録
編集- 1983年3月 シアトル『桜祭り』に招待参加。
- 1997年7月 第7回メデジン(コロンビア)国際詩祭。国際交流基金の助成を受けて招待参加。
- 1998年9月「キューバへの移民100周年記念、詩人交流会」(キューバ、ハバナ・マタンサス)に招待参加。
- 2000年8月 第1回即興詩人インデォ・ナボ国際詩祭(キューバ・マタンサス大学)。国際交流基金の助成を受けて参加、マタンサス大学ギャラリーで個展も行う。
- 2000年11月 第3回ダカール(セネガル)国際詩祭に招待参加。
- 2001年9月 第5回アフリカ・マダガスカル巡回国際詩祭に招待参加。
- 2001年10月 第3回アヴェイロ(ポルトガル)国際詩祭に招待参加。
- 2002年3月 ヴェローナー春の詩祭(ロベルト・サネージ頌)ー(イタリア)に招待参加。アレーナ(野外闘技場)で、単独公演を挙行。
- 2002年6月 第6回アフリカ・モーリス巡回国際詩祭に招待参加。
- 2004年2月 第7回アフリカ・マリ巡回国際詩祭に招待参加。
- 2004年6月 第2回ピストイア(イタリー)国際詩祭に招待参加。
- 2004年6月 第4回アリ・ムタナピ国際詩祭(チューリッヒ)に招待参加。
- 2004年11月 第12回ロザリオ(アルゼンチン)国際詩祭に招待参加。
- 2005年11月 第3回ウエリントン(ニュージランド)国際詩祭に俳人夏石番矢と共に国際交流基金の助成を受けて招待参加。
- 2006年6月 第4回フィレンツェ国際詩祭に招待参加。
- 2006年6月 第14回ジェノヴァ国際詩祭に、詩人・白石かずこと共に、EUジャパンフェスト日本委員会の後援を受けて、招待参加。
- 2006年7月 第3回カラカス国際詩祭(ベネズエラ)にベネズエラ政府からの招待参加。
- 2007年5月 第10回アフリカ・セネガル・サンルイ巡回国際詩祭に国際交流基金の助成を受けて参加。エクセレント賞受賞。[15]
- 2007年11月 M・E・E・T(サン・ナザール市。フランス)の「文學・シンポジウム」に平野啓一郎、池澤夏樹等と共に招待参加。
- 2010年3月 第4回アフリカ・ベナンフランス語圏国際詩祭に、国際交流基金の助成を得て、招待参加。[16]。
- 2013年5月 第2回イラク・バビロン国際芸術・文化・詩祭に、招待参加。
- 2014年9月26日~10月3日 第1回Sky of Chirdrenイラン国際詩祭(テヘラン・アバダン)から招待参加。
- 2017年9月 韓・中・日 東アジア三国国際詩祭(ソウル・平昌)に招待参加。
- 2018年1月 「Dhaka INTERNATIONAL POETS SUMMMIT 2018 」(バングラデュシュ・ダッカ)に招待参加。「KATHAK 文学賞」(バングラデュシユ)を受賞。
- 2018年6月 第13回ブエノスアイレス国際詩祭(アルゼンチン)に、国際交流基金の助成を受けて、招待参加。
- 2019年9月 第5回詩とワインのRehovic国際詩祭(Kosovo)に、招待参加。
公開講座
編集- パルコ毎日新聞カルチャーシティ 渋谷校 公開講座:UNIVERSAL VOICE
- 2000年4月8日・7月22日。天童大人UNIVERSAL VOICEの世界。
- 2001年7月7日・10月14日。~始源の声から未来の声へ~。
- 2002年2月9日。~始源の声から自分自身の声へ~
- 2002年6月1日。~聲は心のエネルギ―~。
- 2003年1月26日。~聲は心のエネルギー~
VOICE WORKSHOP(新潟・金沢)
編集- 2009年12月20日 クロスパル新潟 音楽室
- 2010年6月20日 末広屋(新潟市西区)
- 2010年12月12日 木揚場教会(新潟・中央区)
- 2011年6月26日 木揚場教会(新潟・中央区)
- 2011年11月15日 金沢市民芸術村 Pit Ⅰ(マルチ工房)
クリスタル・スィングボウルの会(新潟)
編集- 2009年11月8日 蔵織・新潟
- 2010年9月10日・11日・12日小針浜海の家ちどりネフ(nef)(新潟市西区青山海岸)、12月11日 木揚場教会(新潟市中央区)
- 2011年6月26日 木揚場教会(新潟市中央区)
脚注
編集- ^ 網谷隆司郎「天童大人さん『肉聲の魅力』に目覚めよ!一瞬にすべてを賭ける表現者」「月刊アミューズ」(1999年7月1日発行、毎日新聞社)P.111に、天童の「字」における信念、1998年9月に、キューバ・ハバナで行った字家としてのパフォーマンスの写真が掲載されている。
- ^ 酒井佐忠「詩人が都心の画廊巡回し詩の朗読会 今月から開催」『毎日新聞』「文化 批評と表現」(2006.10.3)
- ^ 2014年9月イラン国際詩祭参加による留守中の5回、2018年1月ダッカ国際詩サミット参加のための2回の計7回のみ催せず。
- ^ [1]
- ^ 天童大人「ウオルターヴィットの廃屋」「ビルメンテナンス」随想 ビルとわたし欄(2005年11月)に、北スペインでの生活の様子が掲載されている。
- ^ 高橋睦郎「声の北 北の声」「文学界」1987年5月号に、高橋が北ノ朗唱に参加することになった経緯等が掲載されている。
- ^ 天童大人「ガリーナの聲の記憶」「文学界」(1990年12月号)に、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で行われた、ガリーナ・ヴィシネフスカ(ソプラノ歌手)のマスター・クラスを受講した経緯、内容が掲載されている。
- ^ 天童大人「メデジンの熱い聴衆――第7回国際詩祭に参加して」「毎日新聞 夕刊」(1998年3月2日)
- ^ 天童大人「ビルと私 夏の避暑地 バビロンハウス」「月刊 ビルメンテナンス」(2014年2月号)
- ^ 天童大人「肉聲ヲ刻ム旅 イランで聲を撃てば!」「月刊 ビルメンテナンス」(2015年2月号)
- ^ 石井敬「天童大人さん 企画・編集『詩人の聲叢書』創刊」「東京新聞 夕刊」文化欄(2015年6月24日)
- ^ 上田貴子「スペインでの半年 簡潔な言葉で―小樽出身・天童大人さんが長編詩刊行」「北海道新聞 夕刊」文化欄(2015年6月11日)
- ^ 酒井佐忠「現代人が失った原初の『声の詩集』」「毎日新聞 夕刊」風のことば欄(1997年3月6日)
- ^ 酒井忠康「天童大人 『詩人の聲叢書』創刊に寄せて――第一集は『長編詩ピコ・デ・ヨーロッパの雪』」「新美術新聞」(2015年7月11日)で、「詩のかたちはさまざまであるけれども、大地に額づき天に向かって願いをとどける詩人は少ないであろう。彼はその一人と見なしていい。なぜなら詩の本来に立とうとした詩人の覚悟を彼の詩に読み取れるからである。」と掲載されている。
- ^ 天童大人「詩が結ぶ日本とアフリカ――第10回巡回国際詩祭に招かれて」「毎日新聞 朝刊」(2007年8月30日)
- ^ 天童大人「第四回アフリカ・ベナンフランス語圏国際詩祭に招かれて」「詩人会議」(2010年7月号)
出典
編集新聞記事
- 天童匡史「朗唱 自作の詩◇まだ少数派ながら音楽家との共演も」「日本経済新聞」(1983年2月10日)
- 記念碑の前で「山媛呼の祭典」「上毛新聞」(1983年5月27日)
- 「詩人天童匡史氏迎え山媛呼碑典開く」「群馬 報知新聞」(1983年6月3日)
- 天童大人「肉声」「日本経済新聞」交遊抄欄(1990年9月1日)
- 天童大人「響く声の力」「西日本新聞」日曜エッセー欄(1991年4月14日)
- 枝川公一「音のスペース」「産経新聞」新東京カタログ欄(1993年5月19日)
- 酒井佐忠「詩人が都心の画廊巡回し詩の朗読会 今月から開催」「毎日新聞」「文化 批評と表現」(2006年10月3日)
- 井崎外枝子「東京・六本木で自作詩朗読――『北陸人』強く意識」『北国新聞』(2006年12月14日)
- 遠田英樹「能登半島地震『詩人は何ができるか』東京の朗読会に立つ『北陸中日新聞』「文芸」(2007年8月5日)
- 酒井佐忠「閉店後の画廊に響く『肉声』の魅力――アート空間で詩の朗読会100回超える」『毎日新聞 夕刊』「文化 批評と表現」(2007年10月2日)
- 小川節子「詩の朗読会をプロデュースして300回――天童大人さん(65)」『毎日新聞』「ひと」(2009年1月26日)
- 塚崎謙太郎「『詩人の聲』――紡いだ言葉 肉声で届ける――2年半で300回超える朗読会」『西日本新聞』「現代詩最前線1」(2009年3月10日)
- 天童大人「肉声でこそ届く詩の心◇閉店後の画廊で詩人による朗読会開き400回」「日本経済新聞」文化欄(2009年10月1日)
- 高橋睦郎「何処へ」『日本経済新聞』「文化」(2011年10月23日)
- 天童大人「肉声で詩を響かせる『詩人の聲』700回――目の言葉から耳のコトバへ」「東京新聞 夕刊」(2012年1月25日)
- 小川節子「『詩人の聲』800回に 豊島で6日、記念朗読会 平林さん自作を披露」『毎日新聞』(2012年8月1日)
- 井崎外枝子「舞台――詩と詩論『笛』同人――耳からのコトバを」『北国新聞 夕刊』(2012年10月24日)
- 「天童大人氏プロデュース「 La Voix des Poètes (詩人の聲)」1000回記念公演を銀座資生堂花椿ホールで開催=10月13日(日)――天沢退二郎、白石かずこ、高橋睦郎の各氏ら全24名の詩人が参加 自作詩をリレーで約4時間披露」『新美術新聞』(2013年9月21日)
- 「肉声の復権目指す朗読会『詩人の聲』1000回」『日本経済新聞』「文化往来」(2013年11月7日)
- 平江望「東京の朗唱家『声と詩』奉納 和多都美神社」『西日本新聞 長崎版』(2015年5月20日)
- 上田貴子「スペインでの半年 簡潔な言葉で――小樽出身・天童大人さんが長編詩刊行」『北海道新聞 夕刊』「文化」(2015年6月11日)
- 石井敬「天童大人さん 企画・編集『詩人の聲叢書』創刊」『東京新聞 夕刊』「文化」(2015年6月24日)
- 酒井忠康「天童大人 『詩人の聲叢書』創刊によせて――第一集は『長編詩ピコ・デ・ヨーロッパの雪』」『新美術新聞』(2015年7月11日)
- 種子島時大「鹿児島弁の詩 朗読して魅了」『南日本新聞』「南風だより」(2016年5月2日)
- 神泉薫「天童さん企画『詩人の聲』1500回――心通わせ、原始的感性取り戻す」『北海道新聞 夕刊』(2017年3月2日) 『東京新聞 夕刊』『中日新聞 夕刊』(2017年3月13日)
雑誌
- 天童大人「詩の源初(オリジン)・聲と字とを求めて」「月刊 ちょうふとーく」(1987年12月号)
- 天童大人「詩人ロベルト・サネージ――オリジナル作品限定本『TERZINA』」「現代詩手帖」(1997年7月号)
- 天童大人「詩人の肉聲を聴く!ラウンドポエトリーリーディング(巡回朗読会)」「現代詩手帖」(2007年1月号)
- 特集 詩人の肉声「座談会 詩人の肉声」『詩と思想』平成19年8月1日発行‐白石かずこ、天童大人、田川紀久雄、小川英晴、長谷川忍(司会)18頁~37頁
- 山口眞理子「 La Voix des Poètes (詩人の聲)二百二十回を超えて」『現代詩手帖』(2008年8月号)226頁
- 中村恵美「 La Voix des Poètes (詩人の聲)」『文藝家協會ニュースNo.690』(2009年2月)
- 萩尾望都「『声』の通り道――天童大人『聲ノ奉納』」『現代詩手帖』「EVENT…」(2009年9月号)83頁
- 池田康「詩の朗読の現在」『短歌現代』(2009年12月号)
- 天童大人 「『詩人の聲』730回を超えて」「文学界」(2012年5月号)
- 特集 朗読の現場から 巻頭インタビュー「東京をいつでも肉聲で詩を聴ける街にしたい――天童大人氏に聞く」『詩と思想』‐インタビュアー・長谷川忍(2013年5月1日)20頁~31頁
- 福田知子「『ロルカ詩祭』のこと」『詩と思想』(2013年5月1日)39頁~42頁
- 禿慶子「聲という生きもの」『詩と思想』(同上)52頁~53頁
- 井崎外枝子「朗読――叫びに近いところから」(同上)54頁~55頁
- 紫圭子「聲、その根源の波動」(同上)58頁~59頁
- 筏丸けいこ「『声』から『聲』へ」(同上)62頁~63頁
- 神泉薫「共有という現場へ、ことばを届ける―― La Voix des Poètes (詩人の聲)に参加して」(同上)64頁~65頁
- 神泉薫「生者として―― Projet『 La Voix des Poètes (詩人の聲)』1000回記念公演によせて」『現代詩手帖――現代詩年鑑2014』(2014年12月1日)201頁~202頁
- 照井良平「現代詩時評 朗読と聲」『詩人会議』(2015年9月号)122頁~123頁
- 山口博之「詩人の聲――詩人の声を届けることへの驚嘆する意志」『NuméoTOKYO 89』(2015年9月)
- 神泉薫「『何か』が生まれる、『何か』を問うこと」『現代詩手帖』(2016年10月1日)
- 天童大人「聲を撃ち込む!」『文學界』(2017年4月1日)
- 天童大人「世界でも稀な肉聲の復権を目指したアートパフォーマンスProjet La Voix des Poètes(詩人の聲)について」『詩と思想』(2019年10月号)
- 西端しづか「「詩人の聲」と私」(同上)
- 山口真理子「詩は整形できない」(同上)
- 紫圭子「古代からの聲の通り道に立つー対馬・和多都美神社「天童大人 聲ノ奉納」」(同上)
- 筏丸けいこ「詩人の聲」
- 北原千代「六十分の至福」(同上)
- 原 詩夏至「「お客様」と「神様をめぐって」」(同上)
- Shie「」詩人の聲と身体的感覚ーリアリティの空洞」(同上)
- 田中健太郎「自分の名前で聲を放つということ」(同上)
- 勝嶋啓太「詩を「聲」に乗せるって面白いですよ」(同上)
- 葉山美玖「身体から入ること」(同上)
- 高橋紀子「天童氏の朗唱会について」(同上)
- 原利代子「詩人の聲を持つ時」(同上)
- 乙益由美子「聲の力 詩人の聲プロジェクトに参加して」(同上)
- 照井良平「気仙弁の聲」(同上)
単行本
- 田中佐知『詩人の言霊』(2005年6月、思潮社)64頁~71頁
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ブログ
- 天童大人 (@tendotaijin) - Instagram
- 天童 大人(Tendo Taijin)-YouTube