天王塚古墳 (甘楽町)
群馬県甘楽町にある古墳
天王塚古墳(てんのうづかこふん、神明塚古墳)は、群馬県甘楽郡甘楽町福島にある古墳。形状は前方後円墳。甘楽町指定史跡に指定されている。
天王塚古墳 | |
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墳丘(左に前方部、右に後円部) | |
別名 | 神明塚古墳 |
所在地 | 群馬県甘楽郡甘楽町大字福島1277-1・2 |
位置 | 北緯36度15分11.15秒 東経138度55分41.07秒 / 北緯36.2530972度 東経138.9280750度座標: 北緯36度15分11.15秒 東経138度55分41.07秒 / 北緯36.2530972度 東経138.9280750度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長76m 高さ10m(後円部) |
埋葬施設 | 不明(竪穴式石室か) |
築造時期 | 5世紀初頭 |
史跡 | 甘楽町指定史跡「天王塚古墳」 |
地図 |
概要
編集群馬県南部、鏑川南岸の河岸段丘の第二段丘縁辺に築造された古墳である。これまでに発掘調査は実施されていない。
墳形は前方後円形で、前方部を北西方向に向ける。墳丘外表では川原石が散在し葺石が存在したと見られるが、埴輪片は認められていない[1]。また墳丘周囲には周濠が存在したと見られる[2]。埋葬施設は明らかでないが、竪穴系施設の存在が推測される[2]。築造時期は古墳時代中期の5世紀初頭頃と推定される[1]。鏑川流域では古相の前方後円墳として重要視される古墳になる。
墳丘
編集墳丘の規模は次の通り[1]。
- 墳丘長:約76メートル
- 後円部
- 直径:50メートル
- 高さ:10メートル
- 前方部
- 幅:39メートル
- 高さ:7.5メートル
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前方部から後円部を望む
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後円部から前方部を望む
文化財
編集甘楽町指定文化財
編集- 史跡
- 天王塚古墳 - 1977年(昭和52年)6月13日指定[2]。
脚注
編集参考文献
編集- 梅沢重昭「天王塚古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。
- 「天王塚古墳」『群馬県史 資料編3 原始古代3』群馬県、1981年。
関連項目
編集外部リンク
編集- 天王塚古墳 - 甘楽町ホームページ