天城駅
天城駅(あまきえき)は、かつて岡山県倉敷市藤戸町天城に存在した、下津井電鉄下津井電鉄線の駅(廃駅)である。
天城駅 | |
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駅跡(2009年7月) | |
あまき AMAKI | |
◄藤戸 (0.5 km) (2.0 km) 茶屋町► | |
所在地 | 岡山県倉敷市藤戸町天城 |
所属事業者 | 下津井電鉄 |
所属路線 | 下津井電鉄線 |
キロ程 | 19.0 km(下津井起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1913年(大正2年)11月11日 |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)4月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
歴史
編集- 1913年(大正2年)11月11日:茶屋町 - 味野町(後の児島)間が開業。同時に天城駅が開業する。当初は行き違い列車がないため閉塞の扱いは無し[1]。
- 1915年(大正4年)11月10日:藤戸村が町制施行して藤戸町となり、所在地表示が岡山県児島郡藤戸町大字天城になる[2]。
- 1928年(昭和3年)2月6日:行き違い可能駅となり、場内信号機を設置[1]。
- 1935年(昭和10年)8月7日:駅舎を改装する。
- 1954年(昭和29年)12月1日:藤戸町が倉敷市(第1次)に編入され、所在地表示が岡山県倉敷市藤戸町天城になる。
- 1967年(昭和42年)2月1日:倉敷市(第2次)成立に伴い、所在地表示が現行のものになる。
- 1968年:駅員を委託化し、行き違い設備を廃止[1]。
- 1972年(昭和47年)4月1日:茶屋町 - 児島間が廃止される。それに伴い、天城駅も廃止となる。
- 1974年(昭和49年)11月:倉敷市による茶屋町 - 児島間の自転車道の整備が完成する。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。上りホーム側に駅本屋を、下りホーム側に貨物側線を有していた[1]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 下津井電鉄線 | 上り | 茶屋町方面 |
2 | 下り | 児島・下津井方面 |
廃止後
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 下津井電鉄 : 瀬戸大橋開通後に姿を消したナローゲージ鉄道 下 16頁(寺田裕一、ネコ・パブリッシング)
- ^ 下津井電鉄 : 瀬戸大橋開通後に姿を消したナローゲージ鉄道 上 13頁(寺田裕一、ネコ・パブリッシング)
- ^ 吉備の児島陸続き400年・瀬戸大橋開通30周年記念事業のご紹介(児島商工会議所)
関連項目
編集外部リンク
編集- 下津井電鉄歴史資料館
- ストラクチャーの魅力 松の大木のある駅2 下津井電鉄天城駅 - 南軽出版局
- ストラクチャーの魅力 社紋のある駅舎 下津井電鉄天城駅 - 南軽出版局