城島高原パーク
大分県別府市にある遊園地
城島高原パーク(きじまこうげんパーク)は、大分県別府市の城島高原にある遊園地。1967年3月に「キジマモートピアランド」として開業し[1]、2012年5月1日に現名称になった。1992年に日本で初めて導入された木製コースターの「ジュピター」が有名。
城島高原パーク | |
---|---|
施設情報 | |
愛称 | 城島 |
前身 |
キジマモートピアランド 城島高原ファミリーパーク 城島後楽園ゆうえんち セントレジャー城島高原パーク |
事業主体 | 株式会社城島高原オペレーションズ |
管理運営 | 株式会社城島高原オペレーションズ |
面積 | 25ha |
開園 | 1967年3月 |
所在地 |
〒874-8666 大分県別府市城島高原123番地 |
位置 | 北緯33度15分53秒 東経131度25分36.1秒 / 北緯33.26472度 東経131.426694度座標: 北緯33度15分53秒 東経131度25分36.1秒 / 北緯33.26472度 東経131.426694度 |
公式サイト | http://www.kijimakogen-park.jp/ |
沿革
編集- 1951年 - 関西汽船が鐘淵紡績所有の城島高原周辺の土地の買収を開始、1953年までに亀の井ホテルが買収した土地を含めた高原一帯の土地の買収を完了[1]。
- 1961年 - 簡易食堂・売店を開業、テニスコートや牧場・果樹園の開発にも着手[1]。
- 1963年 - ゴーカート(1周200m)がオープン[1]。
- 1967年3月 - キジマモートピアランド開業[1]。
- 1967年4月 - 日本一長い(当時)ゴーカート(1周2,000m)がオープン[1]。
- 1970年 - 伊藤忠商事に営業譲渡。社名を西日本レジャー開発株式会社に変更[1]。
- 1971年 - ボウリング場「キジマボウル」、屋外プールがオープン[1]。
- 1982年 - 城島高原ファミリーパークに名称変更[1]。
- 1984年 - 城島高原アイススケート場(屋外)オープン[1]。
- 1987年 - 後楽園スタヂアム(現東京ドーム)に営業譲渡。社名を株式会社西日本後楽園に変更[1]。
- 1992年 - 城島後楽園ゆうえんちに名称変更。全面リニューアルし、日本初の木製コースター「ジュピター」等を導入[1]。
- 2007年5月 - モルガン・スタンレーに資産及び事業を譲渡。事業は関連会社であるセントレジャー・オペレーションズが運営[2]。
- 2008年3月27日 - 名称を変更し、セントレジャー城島高原パークとしてリニューアルオープンし、新規アトラクションを一部導入。その後も7億円を投じて段階的にリニューアルする予定とされた[3]。
- 2012年5月1日 - セントレジャー・オペレーションズから、大分銀行などが出資する地元の投資ファンドである九州中小企業支援ファンド投資事業有限責任組合が設立した株式会社城島高原オペレーションズに事業譲渡。名称を城島高原パークに変更[4][5][6]。
城島高原パークにあるアトラクション
編集- ジュピター - 日本初の木製コースター。1992年導入、全長1600m、最高時速91km、高さ42m、最大斜度45度、過重力2.68G、4人乗り7両編成、面積2万8000平米、カーティス・D・サマーズ社設計、インタミン・ジャパン製。名称は木星と木製、そしてローマ神話の最高神ユーピテルに因んだものとした[7]。
- ポセイドン30 - ウォーターシュート。
- ニュートン - ドロップ・タワー。
- バードマン - スカイコースター。
- 体験4Dシアター
- スーパーL&Sコースター[8] - 1983年導入、全長750m、最高時速80km。直径18mの垂直ループ(L)と2回転のスパイラル(S)を備える。
- 大航海時代キジマル- バイキング。
- ウェーブスウィンガー - 回転ブランコ。
- ゴールドラッシュ
- シーストーンバーン
- 大観覧車スカイパレット
- 足ブラ観覧車
- ゴーカート一人乗り
- ゴーカート二人乗り
- ローラースケートコースター
- クレイジーバス
- 高原列車
- メリーゴーランド
- ティーカップ
- ロードトレイン
- ムーンパレード
- ドラゴンコースター
- ドラゴンボート
- キディプレーン
- コンボイ
- パットゴルフ
- セグウェイ
- キッズドライビングスクール - 2009年3月20日オープン[9]。
- パイレーツ
- ちゃぷちゃ (夏季限定) - 水深20cm、広さ2,000m2のプール。アイススケートリンクを夏季限定で転用。
- アイススケートリンク(冬季限定)
- NINJA DRONE 忍[10]
- カイトフライヤー隼 - 2019年7月13日導入[11]。
- トーテムポールW - 2019年7月13日導入[11]。
- VRライドシアター - 2021年3月20日導入[12]
- ロッキンタグ - 2021年7月22日導入。としまえんからの移設。
前までは存在したアトラクション
編集ジュピター
編集→詳細は「ジュピター (コースター)」を参照
1992年7月に導入された日本で初めての木製コースターである。6万本のベイマツが用いられ、総工費は25億円を要した。長さは1,600mで、木製コースターとしては世界で7番目、日本国内ではナガシマスパーランドのホワイトサイクロンに次いで2番目である[15]。最高地点は42mで、最高速度は91km/h、乗車時間は2分35秒[16]。
設計は米国の著名なローラーコースター設計者カーティス・D・サマーズによるもので、その生前最後の作品である。製造はインタミン社[17]。
ジュピターは英語で「木星」を意味し、このコースターが「木製」であることから命名された[16]。
2017年8月12日にコースを点検していた男性作業員2人が試運転中のコースターにはねられ、1人が死亡、もう1人も負傷する事故が発生した[18]。
関連施設
編集- 城島高原ホテル
- 城島高原ゴルフクラブ
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l 城島高原の歴史年表 大阪観光大学 浦研究室
- ^ ゴルフ・リゾート資産及び事業譲渡契約締結に関するお知らせ (PDF) 株式会社東京ドーム、2007年4月26日
- ^ セントレジャー城島高原パーク 2008年3月のイベントスケジュール Archived 2008年3月14日, at the Wayback Machine.
- ^ “「セントレジャー城島高原」 事業譲渡に関するお知らせ”. 2012年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月8日閲覧。 セントレジャー城島高原、2012年3月27日
- ^ 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法に基づく「経営資源再活用計画」の認定について(株式会社城島高原オペレーションズ) 厚生労働省、2012年4月2日
- ^ 地元資本に譲渡へ アトラクション新設も 大分合同新聞、2012年3月27日
- ^ 連続するキャメルバック、きしみによるクッション・・・城島後楽園ゆうえんちに、癖になる恐怖「ジュピター」- アミューズメント産業1992年9月号
- ^ “本格的な娯楽産業へ”. ゲームマシン. アミューズメント通信社 (211): p. 8. (1983年5月1日). 1983-05-01
- ^ セントレジャー城島高原パーク1万人 大分合同新聞、2009年5月17日
- ^ “ドローンで遊ぼう! 城島高原パークに新アトラクション”. 大分合同新聞. (2019年3月14日)
- ^ a b c “別府市の城島高原パーク 5年ぶりの新アトラクション2機種”. 大分合同新聞. (2019年6月27日)
- ^ “VRライドシアター”. 城島高原パーク (2021年2月27日). 2021年3月27日閲覧。
- ^ 城島後楽園ゆうえんち 楳図かずおのお化け屋敷レポート(1) - 楳図かずおオフィシャルホームページ
- ^ “こうのとりスカイメリー|アトラクション|城島高原パーク”. 城島高原パーク (2020年6月20日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ Record Holders ジェットコースター・データベース
- ^ a b 造形美鑑賞は絶叫しながら。大分県の木製ジェットコースターでスリルな体験 マイナビニュース、2013年6月2日
- ^ Jupiter - Kijima Kogen (Beppu, Oita, Japan) ジェットコースター・データベース
- ^ “ジェットコースターにはねられ作業員2人死傷 大分”. 朝日新聞. (2017年8月12日) 2017年8月12日閲覧。