咽頭後壁膿瘍
咽頭後間隙に膿瘍を形成する感染症
(咽後膿瘍から転送)
咽頭後壁膿瘍(いんとう・こうへき・のうよう、咽後膿瘍とも)は、咽頭後間隙に膿瘍を形成する感染症のこと。
咽頭後壁膿瘍 | |
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患者の側面X線写真。脊椎前面にある軟部組織が腫脹している部分を矢印で図示している。 | |
概要 | |
診療科 | 耳鼻咽喉科学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | J39.0 |
ICD-9-CM | 478.24 |
DiseasesDB | 11461 |
MedlinePlus | 000984 |
eMedicine | emerg/506 ped/2682 |
MeSH | D017703 |
病態
編集咽頭後壁と頚椎前面との間にある咽頭後間隙にある咽頭後リンパ節とその周辺に膿瘍を形成する。
連鎖球菌、ブドウ球菌、嫌気性菌などが原因となることが多い。
下行性縦隔炎や敗血症に至り、急速に全身状態が悪化することがある。
疫学
編集リンパ節の豊富な2-4歳の幼児にみられることが多い[1]。気道損傷後の成人例も散見される。
症状
編集検査
編集鑑別診断
編集脚注
編集- ^ a b Craig FW, et al. Retropharyngeal abscess in children: clinical presentation, utility of imaging, and current management. Pediatrics. 2003: 111(6 Pt 1); 1394-8.
- ^ John Grosso, MD, Charles M. Meyer, MD (Radiological Cases of the Month)
- ^ Peterson LJ. Contemporary management of deep infections of the neck. J Oral MaXillofac Surg. 1993; 51(3): 226-231.
- ^ 宮田靖志ほか. プライマリ・ケアの現場で役立つ一発診断100: p.107.