台鉄大里駅事故
台鉄大里駅事故(たいてつたいりえきじこ)は、2007年6月15日(金曜日)に台湾鉄路管理局において発生した列車衝突事故である。
事故概要
編集2007年6月15日10時32分頃、宜蘭県頭城鎮の台湾鉄路管理局(台鉄)宜蘭線、大里駅の付近で、樹林発蘇澳行きの下り区間車(普通列車)(EMU500型4両編成(EM508))と試運転中のE400型/E300型電気機関車(E403+E308)が正面衝突。5名が死亡、15名が重軽傷を負う大惨事となった。
この事故により、EMU500型の事故車EM508編成のうち、EP508とET508は廃車され、EM508とEMC508の2両は、休車のまま現在も保管されている。
原因
編集- 信号無視と誤出発検知装置の誤作動
E400型は試運転中に誤出発検知装置の誤作動が発生したため、同装置を切って運転されていた。その上E400型の運転士は信号機を無視して大里駅に進入した。
関連項目
編集外部リンク
編集- “火車對撞 5死17傷 車廂削一半 「如炸彈爆炸」”. 蘋果日報 (台湾). (2007年6月16日)
- “火車頭衝紅燈 攔腰撼列車 台鐵相撞21死傷”. 蘋果日報 (香港). (2007年6月16日)