台八嶋
飛鳥時代の貴族
出自
編集台氏(台忌寸)は後漢の孝献帝の子である白竜王の後裔とされる漢系渡来氏族[1]。氏の呼称である台(うてな)は、四方を観望するための土壇または高殿を指す言葉で、台の建造を職掌とした一族か[2]。元の姓は直であったが、河内漢氏(西漢氏)が八色の姓の制定を通じて連次いで忌寸に改姓しており[3]、台氏も併せてに改姓した可能性がある[2]。
経歴
編集持統天皇8年(694年)大宅麻呂・黄文本実とともに鋳銭司に任ぜられる(この時の冠位は勤大弐)。
文武朝の大宝4年(704年)従五位下に叙爵する。この時に同じく従五位下に昇った官人に穂積山守・巨勢久須比・佐伯垂麻呂・采女枚夫・太安万侶・阿倍首名・田口益人・笠麻呂・石上豊庭・大伴道足・佐太老・漆部道麻呂・米多北助・多治比三宅麻呂らがいる。
官歴
編集『六国史』による。