南谷朝子
南谷 朝子(みなみたに あさこ、2月2日生まれ)は、日本の女優、シンガーソングライター。
自身が立ち上げた創作演劇集団「NANYA-SHIP」の主宰である。
人物
編集1980年代清水邦夫主宰の劇団木冬社(もくとうしゃ)にて活動(『弟よ』、『哄笑』、『アリス』、『楽屋』等に出演)。離団後はマキノノゾミ『東京原子核クラブ』、永井愛『僕の東京日記』『萩家の三姉妹』、東憲司『風来坊雷神屋敷』『海猫街』等の作品に出演。 1997年、宮田慶子演出の『わたし、うれしい』でNHK名古屋アクターズフェスティバル金賞を受賞。翌1998年には名古屋ZIP-FMの日曜20時~25時ミュージックナビゲーターを務めるなど、多岐にわたる活動を続けている。
2005年よりシンガーソングライター活動開始。2007年にシングル『橙色』、アルバム『しゃんそん』を発表。
2014年『ぷりえApril』発表。CDの全国発売後は毎年関西〜九州方面でのライブ活動を続行中。
2012年3月25日、NHK-FM「インディーズ・ファイル」に“ゴーストストリート”が紹介、ON AIRされる。
2017年7月に演出者協会主催の「演劇大学IN横手」に講師として参加。
2010年4月より2022年12月まで中央エフエムにて「うら!のーと・みなみズム」のラジオ番組を担当していた。
舞台
編集木冬社時代(代表作)
編集- 「夢去りて、オルフェ」 - ピエロ役(1986年)
- 「楽屋」 - 女優A(1988年)
- 「財産没収」 - ウィリー(1989年)
- 「弟よ」 - 坂本 妙(1990年)
- 「アリス」 - アリス(1990年)
- 「哄笑」 - 実子(1993年)
ギイ・フォワシイ・シアター出演作品
編集- 「正直ゲーム」 - 娘役(1983年)
- 「チェロを弾く女」 - わたし役(1990年)
- 「相寄る魂」 - 彼女役(2010年)
桟敷童子出演作品
編集- 「可愛い千里眼」(2004年)
- 「風来坊雷神屋敷」(2005年)
- 「海猫街」(2006年)
その他
編集- 「僕の東京日記」 - むっちゃん(1996) 二兎社公演
- 「東京原子核クラブ」 - 桐子(1997) :「国際フォーラム」こけら落とし公演
- 「怒涛」 - ふみ(2000) 新国立劇場公演
- 「萩家の3姉妹」 - 次女仲子(2000〜) 二兎社公演
- 「ザ・パワーオブ イエス」 - D.マーシュ(2010) 燐光群公演 下北沢スズナリ他
- 「クラウド9」 - ジョシュァ〜ジェリー(2011) 日本劇団協議会公演 青年座劇場
- 「だるまさんがころんだ」 - 兄 他(2011.8〜10) 燐光群公演 東京〜宇都宮〜神戸〜名古屋〜京都〜吹田〜ジョージア〜ドイツ
- 「坂本和子追悼朗読会」にて山月記・朗読(2012.3/10) 青山銕仙会能楽堂
- 「岸田國士を読む」(チロルの秋・沢氏の二人娘)朗読(2012.5/10) 南青山マンダラ
- 「内海のクジラ」(岡山県福武文化財団主催:坂手洋二作・演出)出演(2012.9/22,23)
- 「流れる雲よ」(アトリエッジ公演:草部文子作・奈美木映里演出) - “母”役 出演(2013.4.2〜10.18)(2014.3.26〜継続中・新潟弥彦神社遷宮100年記念公演他)
- 「楽屋」(燐光群アトリエの会公演:演出)(2016年4月27日〜5月10日)
- 「日輪の翼」(KAAT主催公演)(2016年6月〜9月、2017年9月 横浜〜新宮〜高松〜大阪、京都)
- 「くじらと見た夢」(燐光群35周年記念公演 作・演出坂手洋二)2017年11月座・高円寺~愛知芸術文化センター、伊丹アイホール、岡山市民会館
- 2013年9月〜11月:うたがたり〜今昔物語(鹿児島西本願寺武出張所・日田リベルテ・大分浄土寺・大阪萬福寺)
- 2014年1月:日韓演劇交流センター主催朗読会「五重奏」出演(三軒茶屋シアタートラム)
- 2014年2月24日:南青山マンダラ主催「岸田國士を読む」出演
- 2015年~17年:就活ミュージカル!(脚本:目黒淨華、作曲:南谷朝子) (池袋芸術劇場シアターウエスト)(銀座博品館劇場)
- 2020年3月:TheatrePolyphonic「秋元松代の世界」(石丸さち子演出) 音楽・出演
- 2021年10月ZOROMEHA企画「雨の夏、30人のジュリエットが還ってきた」(作:清水邦夫、演出:中原和樹)(シアターX)音楽・出演
- 11月:道頓堀セレブ「楽屋」(作・清水邦夫 演出:橋本匡)出演
- 12月 琵琶ひとひら会「平家閃々と」(古川日出男訳・演出)出演
- 2022年 2月燐光群「Speak Low No Tail」(作・小沼純一 演出:坂手洋二)(シアターTOPS)出演
- 12月 ZOROMEHA企画「夜よ、おれを叫びと逆毛で充す青春の夜よ」(作・清水邦夫 演出:ZOROMEHA)おとうと役で出演
- 2023年 6月・8月 NANYA-SHIP「イエスタデイ」(作・清水邦夫 演出:中原和樹)源一役で出演
- 7月 燐光群「ストレートラインクレージー」(作:デビット・ヘアー 演出 坂手洋二)出演
- 2024年6月〜7月 燐光群「地の塩、海の根」(作・演出:坂手洋二)(下北沢ザ・スズナリ)[1]
- 2024年10月、NANYA-SHIP Reading Live「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」(作:清水邦夫 演出:富澤正幸)(南青山MANDALA)[2]
ライブ
編集- 2012年11月7日「ぷりえ〜a live album」全国発売(株)ウェーブマスター 流通:エイベックスマーケティング
- 2012年11月〜12月 九州〜関西〜東海ライブ
- 2013年9月、ほっけストックライブ(宮崎)出演〜11月九州ツアー(江迎〜佐賀〜鹿児島〜博多)12月、大坂MOERADO,難波屋LIVE
- 2018年~ 枕崎市立図書館にて「絵本仕掛けの音楽会」を毎年上演中
映画
編集- 「赤い橋の下のぬるい水」 2001年11月3日公開、今村昌平監督
- 「蕨野行」 2003年10月4日公開、恩地日出夫監督
- 「霊的ボリシェヴィキ」 2018年2月10日公開、高橋洋監督
脚注
編集- ^ “小説「地の塩」を朗読するために集められた人たち描く、燐光群「地の塩、海の根」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年5月18日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “清水邦夫「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」を朗読劇で、出演に都築香弥子ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月8日). 2024年8月8日閲覧。
外部リンク
編集- 南谷朝子Web - 公式サイト