北沢大石棒
長野県佐久穂町にある古代遺物
北沢大石棒(きたざわだいせきぼう[2]/きたさわだいせきぼう[3])は、長野県南佐久郡佐久穂町を流れる北沢川から出土した石棒[4]。北沢の大石棒、北沢川(の)大石棒ともいう。
縄文時代中期後半に、当地から産出した佐久石(志賀溶結凝灰岩)を用いて作られたもので、全長2.23メートル、直径25センチメートル、この種の遺物としては日本一の大きさである[5]。佐久穂町指定文化財(有形文化財)に指定されており、番号11・石棒という名称で登録されている[6]。
沿革
編集交通アクセス
編集脚注
編集- ^ a b c 八十二文化財団「信州の文化財」より(2015年9月7日閲覧)。
- ^ a b “北沢川大石棒”. さわやか信州旅.net. 長野県観光機構. /2017-04-23時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月29日閲覧。
- ^ “縄文の石神「北沢の大石棒」佐久穂にあり 佐久考古学会がPRパンフ”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2020年8月4日) 2022年1月29日閲覧。
- ^ a b 『佐久町誌 歴史編 一』145ページ「大正未年北沢川の改修工事により発見された石棒は、高見沢伊重氏が貴重なものとおもい自分の田圃の畦に立てて守ってくださったおかげで現在に至るまで保存されたのである。」
- ^ a b c “郷土探訪 北沢の大石棒(佐久穂町高野町)”. 佐久浅間農業協同組合. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月29日閲覧。
- ^ “佐久穂町指定文化財一覧表”. 佐久穂町. 2022年1月29日閲覧。
- ^ 『佐久町誌 歴史編 一』196ページ
- ^ “「北沢の大石棒」 佐久穂町で常設展示 野外での劣化懸念で移設”. 信濃毎日新聞デジタル (信濃毎日新聞). (2023年5月26日) 2024年3月17日閲覧。
- ^ “「丸みの再現が難しい」…国内最大「北沢の大石棒」の“実物大レプリカ”づくり”. 信濃毎日新聞デジタル (信濃毎日新聞). (2023年10月5日) 2024年3月17日閲覧。
- ^ a b “北沢川大石棒”. 全国観るなび. 日本観光振興協会. 2022年1月29日閲覧。
参考文献
編集- 佐久町誌刊行会編『佐久町誌 歴史編 一』佐久町誌刊行会、2004年。
関連項目
編集外部リンク
編集座標: 北緯36度09分51.5秒 東経138度28分29.3秒 / 北緯36.164306度 東経138.474806度