六本木天然温泉zaboo
かつて東京都港区に存在した温浴施設
六本木天然温泉zaboo(ろっぽんぎてんねんおんせんザブー)は、かつて東京都港区に存在した温浴施設。本稿では併設の女性専用スパサロン・グランドシエスパ(GRAND Shiespa)も含めて記述する。
六本木天然温泉zaboo /GRAND Shiespa | |
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情報 | |
用途 | 公衆浴場、店舗 |
設計者 | 大林組 |
施工 | 大林組 |
管理運営 |
ユニマットコスモ→ ユニマットビューティーアンドスパ |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
敷地面積 | 1,683.86 m² |
建築面積 | 1,453.41 m² |
階数 | 地上6階地下3階 |
着工 | 2005年3月1日 |
竣工 | 2006年7月10日 |
開館開所 | 2006年7月20日 |
所在地 | 東京都港区西麻布1-2-10 |
座標 | 北緯35度39分40.5秒 東経139度43分38.0秒 / 北緯35.661250度 東経139.727222度座標: 北緯35度39分40.5秒 東経139度43分38.0秒 / 北緯35.661250度 東経139.727222度 |
備考 | 解体済み。 |
概要
編集同じ2006年の1月に開業した渋谷『シエスパ』に続く、ユニマットグループの温浴施設で、六本木通りを挟んで六本木ヒルズの斜め向かいに位置していた。
植栽は、建物の屋上部分にふんだんに取り込まれただけでなく、地下の浴場にも取り入れられており、トップライトを経由して自然光が降り注ぐようになっていた。ジャパニーズモダンをテーマとした内装や[1]、地下1500メートルから湧き出すナトリウム塩化物泉の泉質を持つ温泉[2]、大人の男女をターゲットにした18歳以上対象の会員制[3]は『シエスパ』と同様。
地下2階から3階までが“ザブー”、4階から6階が“グランドシエスパ”となっており、グランドシエスパではたかの友梨ビューティクリニックと提携し、各種施術が受けられた。なお、入口はそれぞれ別々に設けられていた。
しかし、開業から1年にも満たない2007年6月19日に発生した『松濤温泉シエスパ』での爆発事故の影響などから2008年1月10日に閉店、ユニマットグループは温浴施設事業から撤退した。跡地は2010年にテレビ朝日が購入し[4][5]、グループ会社の事務所やEX THEATER ROPPONGIが入る、EXタワーとなっている。
フロア構成
編集- 地下2階 - ザブー(女子ロッカー室、浴場、垢すりコーナー、リラクゼーション室、トリートメント室)
- 地下1階 - ザブー(男子浴場、垢すりコーナー、サウナ、トリートメント室)
- 1階 - エントランス、ザブー(受付、男子ロッカー室、マッサージ室、事務所)
- 2階 - ザブー(リラクゼーション室、トリートメント室、リフレゾーン、バーラウンジ、鮨割烹、鉄板焼き店、蕎麦居酒屋)
- 3階 - ザブー(男女共用リラクゼーション室、バーデゾーン、足湯、バーカウンター)
- 4階 - グランドシエスパ(受付、ラウンジ、ロッカー、エステ室、ヘッドスパなど)
- 5階 - グランドシエスパ(サウナ、浴室、エステ室、リフレコーナー)
- 6階 - グランドシエスパ(露天風呂)
参考文献
編集- 商店建築(商店建築社刊)・2006年9月号156~161ページ
脚注
編集- ^ 商店建築・2006年9月号157ページ。
- ^ “西麻布に女性専用会員制スパ-指先静脈認証で入場”. 六本木経済新聞 (2006年6月16日). 2015年2月8日閲覧。
- ^ “西麻布に大型天然温泉施設-地下3階/地上6階建て”. 六本木経済新聞 (2006年6月15日). 2015年2月8日閲覧。
- ^ “【売買】テレビ朝日が西麻布の開発用地3600m2を取得”. 日経BPケンプラッツ (2010年8月19日). 2015年2月8日閲覧。
- ^ 認定放送持株会社移行に伴い、現在はテレビ朝日ホールディングス。