今藤綾子
長唄女流三味線の第一人者
今藤 綾子(いまふじ あやこ、1906年2月20日 - 2003年3月29日)は、長唄女流三味線の第一人者。重要無形文化財保持者(人間国宝)。本名は志村綾。
いまふじあやこ 今藤綾子 | |
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本名 | 志村 綾 |
生年月日 | 1906年2月20日 |
没年月日 | 2003年3月29日(97歳没) |
出生地 | 東京府東京市京橋区 (現東京都中央区京橋) |
死没地 | 東京都 |
職業 | 江戸長唄三味線 |
活動期間 | 1909年 - 2002年 |
活動内容 | 江戸長唄三味線 |
配偶者 | 夫・志村政之 |
著名な家族 |
父・二代目今藤長十郎 弟・今藤長十郎 (三世) 長女・今藤文子 |
受賞 | |
1959年-芸術祭賞受賞。 1961年-芸術祭賞受賞。 1979年-紫綬褒章受章。 | |
備考 | |
1987年-重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。 |
東京市京橋区 (現東京都中央区京橋)出身。父は二世今藤長十郎。長女は今藤文子。弟は今藤長十郎 (三世)。姪が今藤長十郎 (四世)。 歌舞伎俳優の市川團十郎 (11代目)、松本白鸚 (初代)、尾上松緑 (2代目)は従兄弟になる。
経歴
編集- 1906年2月20日 - 東京都中央区京橋で二世今藤長十郎の長女として生まれる。
- 1909年 - 初舞台。翌年「面かぶり」を唄う。
- 1919年 - 父二世今藤長十郎の代稽古を務める。
- 1920年 - 初代杵屋五三吉に入門。
- 1929年 - 東京音楽学校(現東京芸術大学)で洋楽の鳥居ツナと創作活動する[1]。
- 1932年 - NHKの文化財ライブラリに古典復活、録音と研究活動に参加。
- 1977年 - 長唄協会相談役に就任。
- 1987年 - 「今藤綾子の会」を開催。秘曲を復活上演する。(1995年まで継続して開催)
- 2000年10月24日 - 国立劇場で開催された、弟、「今藤長十郎 (3世)17回忌追善演奏会・今藤会」に出演する。
- 2001年 - 元旦に放送された、NHK「新春檜舞台」で『松の翁』をタテ三味線を弾く。姪の今藤長十郎 (4世)がワキ三味線を務めた。(収録は2000年暮れ。)
- 2003年3月29日 - 死去。享年97。
受賞等
編集- 受賞
- その他
- 1987年 - 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
家族
編集- 長女: 今藤文子
- 孫: 今藤郁子
- 孫: 七世富士田音蔵
- 孫: 今藤美治郎
- 姪: 今藤長十郎 (四世)