(ごじょう あきら)は、日本の女流小説家。国際謀略小説を得意とする。

剣道二段。大学時代は安全保障問題を専攻する[1]。大学卒業後、防衛庁に入庁し、情報・調査専門職として勤務。主に極東の軍事情報および国内情報の分析を担当する[2]。退職後は一般のOL職を希望していたが、フリーライターを経た後、出版社の勧めにより、1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。

尚、前職の影響もあり、個人情報の詳細に関しては秘匿する方針を貫いている。

2001年、『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

作品リスト

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シリーズ作品

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鉱物シリーズ
鉱物シリーズ番外編
  • 夢の中の魚(2000年12月 集英社 / 2005年10月 双葉文庫)
  • 君の夢はもう見ない(2002年10月 集英社)
  • 3Way Waltz(2003年7月 祥伝社 / 2007年7月 祥伝社文庫
  • 赤い羊は肉を喰う(2007年1月 幻冬舎 / 2009年10月 幻冬舎文庫
  • 動物園で逢いましょう(2009年3月 双葉社 / 2012年5月 双葉文庫)
  • Analyst in the Box 1(2018年9月 Amazon POD出版) - 個人出版、絶版
    • 【改題】星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆(2018年12月 文芸社文庫
  • Analyst in the Box 2(2019年6月 Kindle電子書籍) - 個人出版、絶版
  • Blue Paradise in YOKOSUKA(2018年10月 Kindle電子書籍, Amazon POD出版) - 個人出版、絶版
  • Their everyday pieces in the world of intelligence:9 Short stories(2018年11月 Kindle, kobo電子書籍) - 個人出版、絶版
R/EVOLUTIONシリーズ
  • 断鎖 Escape(2001年5月 双葉社 / 2004年4月 双葉文庫)
  • 紫嵐 Violet storm(2002年5月 双葉社 / 2005年3月 双葉文庫)
  • 心洞 Open sesame(2003年6月 双葉社 / 2006年5月 双葉文庫)
  • 恋刃 Lancet(2005年3月 双葉社 / 2008年5月 双葉文庫)
  • 愛罪 Uxoricide(2006年4月 双葉社 / 2009年7月 双葉文庫)
  • 純棘 Thorn(2007年2月 双葉社 / 2010年10月 双葉文庫)
  • 狂血 immigrant and illegal immigrant,and imposter(2008年6月 双葉社 / 2011年11月 双葉文庫)
  • 誘魔 Old offender(2009年11月 双葉社 / 2012年11月 双葉文庫)
  • 屍界 Narcotic World(2011年7月 双葉社 / 2014年7月 双葉文庫)
  • 喪国 Revolution(2012年12月 双葉社 / 2016年1月 双葉文庫)
桜庭調査事務所シリーズ
  • 冬に来た依頼人(2000年11月 祥伝社文庫)
  • 蝶狩り(2005年5月 角川書店 / 2008年8月 角川文庫
ROMES 06シリーズ
  • ROMES 06(2006年10月 徳間書店 / 2009年9月 徳間文庫)
  • ROMES 06 誘惑の女神(2009年4月 徳間書店 / 2011年4月 徳間文庫)
  • ROMES 06 まどろみの月桃(2011年7月 徳間書店 / 2014年2月 徳間文庫)
鏑木&京二シリーズ
  • 天神のとなり(2008年9月 光文社 / 2011年10月 光文社文庫
  • 塔の下(2012年8月 光文社 / 2015年2月 光文社文庫)
シルバー・オクトパシーシリーズ
  • シルバー・オクトパシー(2014年6月 徳間書店)
  • シルバー・オクトパシー 極道転生(2016年8月 徳間文庫)
  • 棺に金の雨が降る シルバー・オクトパシー(2018年4月 Kindle電子書籍) - 個人出版、絶版

シリーズ外作品

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  • 小説 北へ。いつか出会うあなたに……(1999年 電撃ゲーム文庫) - 九頭竜郁流名義
  • スノウ・グッピー(2001年12月 光文社 / 2003年12月 光文社文庫)
  • 熱氷(2002年8月 講談社 / 2005年8月 講談社文庫
  • ヨリックの饗宴(2003年9月 文藝春秋 / 2006年11月 文春文庫
  • 黒を纏う紫(2004年2月 徳間書店 / 2007年4月 徳間文庫)
  • 上陸(2005年4月 講談社 / 2008年4月 講談社文庫)
  • 瓦礫の矜持(2006年6月 中央公論新社 / 2009年6月 中公文庫
  • エデン(2006年8月 文藝春秋 / 2009年9月 文春文庫)
  • J(2007年3月 徳間書店)
    • 【改題】J 少女たちは破壊を謳う(2012年4月 徳間文庫)
  • KUNIMORI(2009年5月 中央公論新社 / 2012年6月 中公文庫)
  • 消滅のリスト(2013年7月 小学館文庫)

脚注

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  1. ^ シルバー・オクトパシー |徳間書店
  2. ^ 冬に来た依頼人 |祥伝社
  3. ^ 小説推理」`12年10月号から`14年10月号に連載の「パーフェクト・クォーツ」が改題。 スパイは楽園に戯れる |双葉社
  4. ^ 鉱物シリーズと切り離した独立作品であるため作中では触れられていないが、主人公の一人である日系人情報工作員は葉山隆の血縁者で大叔父にあたる。“情報は血を欲しがる|五條瑛|note(ノート)”. 2018年12月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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