ロックナット
ロックナット(緩み止めナット、英:lock nut, locking nut, self-locking nut, prevailing torque nut[1] stiff nut またはelastic stop nut[2])とは、緩み止め機能を備えたナット。
概要
編集振動環境下等の一般的なナットでは緩んでしまう恐れのある場合や、特に緩まない信頼性が求められる重要部分の締結に緩み止めナットが利用されている。
また、弾性ストップナットは、ナットの一部が弾性変形してロック動作を行うタイプ[2]。最初のタイプは、ナイロンの代わりに繊維を使用して1931年に発明された[3]。
振動によるボルト継手を緩めるのを防ぐ方法にはロックナットのほか、 ジャムナット(/Jam_nut)、 ロックワッシャーおよびスレッドロック液(/Thread-locking_fluid)などがある。
盗難防止ナット
編集セキュリティ対策としてソケットレンチやスパナ等の一般的な工具では緩められないナット等がある。一般的なキーアダプターなどと呼ばれる専用のソケット。
関連項目
編集参考文献
編集ノート
編集- ^ Glossary of Terminology Related to Nuts and Bolts 2008年11月30日閲覧。
- ^ a b Smith 1990, p. 104.
- ^ "Nut With Elastic Ring Can't Work Loose", April 1931, Popular Science bottom of page 67 drawing of how lock nuts work
参考文献
編集- Smith, Carroll (1990), Carroll Smith's Nuts, Bolts, Fasteners, and Plumbing Handbook, MotorBooks/MBI Publishing Company, ISBN 0-87938-406-9.
外部リンク
編集- 「Hold Everything」、1946年2月、第二次世界大戦中に開発されたロックナットとワッシャー技術に関するポピュラーサイエンスのページ