ライモ・カングロ
ライモ・カングロ(Raimo Kangro, 1949年9月21日 - 2001年2月4日)は、エストニアの作曲家。
タルトゥ出身。1973年よりタリン国立音楽大学(現在のエストニア音楽アカデミー)でヤーン・ラーツとエイノ・タンベルクに作曲を学んだ。1975年から1976年までエストニア放送の音楽ディレクターを務め、1977年から1985年までエストニア・ソビエト社会主義共和国作曲家連盟の顧問を務めた。1989年からエストニア音楽アカデミーの教壇に立ち、1993年に教授となった。また同年にはエストニア音楽財団の理事長に就任した。
1982年にエストニア・ソビエト社会主義共和国国家賞を受賞し、1984年にエストニア人民芸術家の称号を得、1996年にはエストニア共和国文化賞を受賞した。
作風は力強いリズムと美しいメロディーが特徴である。
作品
編集管弦楽曲
編集- アーカス(虹)
- ピアノ協奏曲第1番
- ピアノ協奏曲第2番
- 2台のピアノのための協奏曲
- フルート協奏曲
- ヴァイオリン協奏曲
- ファゴット協奏曲
マンドリンオーケストラ
編集- クリッキング・シンフォニー
室内楽曲
編集- ピアノ・トリオ
- フルートとギターのためのアラ・シンチェローネ
声楽曲
編集- カンタータ『ガウデオ』
- オラトリオ『クレド』
参考文献
編集- Eesti Elulood. Tallinn: Eesti Entsüklopeediakirjastus 2000 (= Eesti Entsüklopeedia 14) ISBN 9985-70-064-3, S. 136