ユアサ商事
ユアサ商事株式会社(ユアサしょうじ、英: YUASA TRADING CO.,LTD.)は、東京都千代田区に本社を置く産業機械などを取り扱う大手専門商社である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ユアサ、ユアサ商 |
本社所在地 |
日本 〒101-8580 東京都千代田区神田美土代町7番地 |
設立 | 1919年6月25日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 5010001034958 |
事業内容 | 産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギー |
代表者 | 代表取締役社長 田村 博之 |
資本金 | 206億4400万円 |
発行済株式総数 | 2315万5882株 |
売上高 | 連結:462,725百万円 |
純利益 | 連結:8,058百万円 |
純資産 | 連結:92,605百万円 |
総資産 | 連結:259,413百万円 |
従業員数 | 連結:2,489人 単独:1074人(2022年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 東陽監査法人 |
主要株主 |
日本トラスティ・サービス信託銀行10.98% 日本マスタートラスト信託銀行3.67% 三井住友銀行2.56% DMG森精機2.52% (2016年3月31日現在) |
関係する人物 | 初代湯淺庄九郎(創業者) |
外部リンク | https://www.yuasa.co.jp/ |
特記事項:各種経営指標は2022年3月期のもの。 |
概要
編集1666年(寛文6年)、京都の木炭商が起源の専門商社。日本国内の商社(上場企業)では最も歴史の古い会社[1]であり、2016年に創業350年を迎えた。創業者の初代 湯淺庄九郎が、創業後5年で打刃物を扱う刃物問屋への業態転換をしたことがその後の会社発展の基盤となる。1674年(延宝2年)に江戸(日本橋本石町三丁目)へ出店、「小刀屋庄九郎」ののれんを掲げた。1872年(明治5年)ユアサの名を入れた「湯淺七左衛門」商店は、釘鉄銅物を主取扱品とする東京鉄店を開店。その後、東京では、金物の「御三家」の一つと称されるまで成長[2][3][4]。 現在は、工業と建設の複合型専門商社として、産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギー、その他の7部門にて事業を営む[5][6]。
CSR活動
編集この会社は、経営理念である「誠実と信用」「進取と創造」「人間尊重」を企業活動基盤とし、地球環境の健全な維持と経済成長の調和を目指す「持続可能な発展」の実現に向けた工場分野、住環境分野、インフラ・建築分野で事業を通じた貢献活動をしている。特に、平時だけでなく有事にも機能する「産業とくらし」の強靭化に向けて、環境エネルギーや防災・減災に関するコミュニケーション活動や事業提案に注力[7]。
- 活動状況
- 寄付支援
- トルコ国内のシリア難民向けの小学校「さくら小学校プロジェクト!」設立資金として寄付支援
- 特定非営利活動法人ジャパンプラットフォームが行う「バヌアツ・サイクロンパム緊急支援」に対する寄付支援
- 寄付支援
- 防災対策商品開発
- 防災備蓄倉庫の開発:この会社の関連会社が提案する防災備蓄倉庫が、新潟中越沖地震後の被災地に約300棟。東日本大震災関連で約430棟が採用され現地設置
- 防災対策商品開発:防災減災用途の移動式小型浄水器や蓄電池の開発
- 団体活動
- 表彰
- 第1回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)金賞受賞:平時と有事に機能する「産業とくらしのレジリエンス化」を企業の社会的使命と捉え、取引先に対して、リスクコミュニケーションの呼びかけをするなど「レジリエントな流通プラットフォーム基盤構築に向けた取組み」が評価され、2015年3月14日、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が創設した「第1回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」において、企業部門の最高位となる金賞を受賞[8]。
歴史
編集沿革
編集- 1666年 - 初代湯淺庄九郎が京都で炭の販売業を創業。
- 1674年 - 江戸に店を開く
- 1816年 - 大阪に店を開く
- 1898年 - 湯浅竹之助が神戸にて創業(旧ユアサ産業)
- 1919年6月 - 湯淺七左衛門商店設立。
- 1920年5月 - 東京に本店移転。
- 1940年10月 - 湯淺金物株式会社に商号変更。
- 1943年10月 - 湯淺金属産業株式会社に商号変更。
- 1946年10月 - 湯淺金物株式会社に商号変更。
- 1961年
- 1962年8月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所各1部指定替え。
- 1978年6月 - 湯浅商事株式会社に商号変更。
- 1992年
- 3月 - 名古屋証券取引所1部上場。
- 4月 - ユアサ産業株式会社と合併し、現商号に変更。
- 2003年10月 - 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場廃止。
- 2005年4月 - 第1次「新・創生」中期経営計画スタート。
- 2008年4月 - 第2次「新・創生」中期経営計画スタート。
- 2010年3月 - 本社別館完成。
- 2011年3月 - インドで現地法人を設立。
- 2012年3月 - ベトナムで現地法人を設立。
- 2013年8月 - メキシコで現地法人を設立。
- 2014年8月 - 本社を東京都千代田区神田美土代町に移転
- 2015年3月 - 「ジャパン・レジリエンスアワード(強靭化大賞)」金賞受賞[9]
- 2020年3月 - 富士重工ハウス(3月2日付で富士クオリティハウスへ商号変更)の全株式をSUBARUとスバルファイナンスから取得し子会社化。高千穂の全株式を取得し子会社化[10][11]
主力事業
編集国内主要営業拠点
編集- 本社・関東支社:東京都千代田区神田美土代町7番地
- 関西支社:大阪市中央区南船場2丁目4番12号
- 中部支社:名古屋市名東区高社2丁目171番地
- 北関東支社:さいたま市北区宮原町4丁目7番地5
- 千葉支店:千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕張テクノガーデンD棟
- 横浜支店:横浜市西区北幸2丁目10番39号 日総第5ビル
- 姫路支店:姫路市飾磨区三宅1丁目196番地[5]
関係会社
編集子会社
編集国内
編集- 国興
- ユアサテクノ
- ユアサプロマテック
- ユアサクオビス
- 友工商事
- マルボシ
- サンエイ
- フシマン商事
- ユアサマクロス
- ユアサ燃料
- ユアサプライムス
- ユアサ木材
- ユアサビジネスサポート[5]
- 富士クオリティハウス
- 高千穂
- ユアサシステムソリューションズ株式会社
海外
編集- アメリカ
- YUASA-YI,INC.
- ドイツ
- YUASA TRADING DEUTSCHLAND GmbH
- 中国
- 國孝(香港)有限公司
- 深圳国孝貿易有限公司
- 湯浅商事(上海)有限公司
- 台湾
- YUASA TRADING(TAIWAN) CO.,LTD.
- インドネシア
- PT.YUASA SHOJI INDONESIA
- マレーシア
- YUASA MECHATRONICS(M) SDN.BHD.
- インド
- YUASA TRADING INDIA PRIVATE LIMITED
- フィリピン
- YUASA TRADING (PHILIPPINES)INC.
- タイ
- YUASA TRADING(THAILAND) CO.,LTD.[5]
関連項目
編集脚注
編集- ^ “第1回「長生き企業ランキング」調査”. リスクモンスター. 2016年10月23日閲覧。
- ^ “商継史”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “創業350年の機械商社、次なる挑戦はロボ!”. 日刊工業新聞. (2016年5月28日)
- ^ “YUASA REPORT 131”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ a b c d e “第137期(平成28年3月期)有価証券報告書”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “主な事業領域 | ユアサ商事・新卒採用HPスマホ版”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ a b “CSR・環境活動”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “本会の目的・背景|一般社団法人 レジリエンスジャパン推進協議会”. レジリエンスジャパン推進協議会. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “沿革”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “富士重工ハウス株式会社及び株式会社高千穂の株式取得による子会社化に関するお知らせ~ワンストップで総合力を発揮できる複合専門商社グループへ~”. ユアサ商事 (2020年3月2日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ “SUBARU 連結子会社の異動について”. SUBARU (2020年3月2日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ “事業に関するよくあるご質問”. ユアサ商事. 2016年10月22日閲覧。
- ^ “GSYUASAのあゆみ|企業情報|GSユアサ”. ジーエス・ユアサコーポレーション. 2016年10月23日閲覧。