モンタギュー文法
モンタギュー文法(モンタギューぶんぽう、英語: Montague grammar)は、自然言語の意味論へのアプローチの一つ。アメリカ合衆国の論理学者リチャード・モンタギューの名を採って名付けられた。
モンタギュー文法は形式論理学、特にラムダ計算と集合論にもとづき、内包論理とタイプ理論も利用している。モンタギューはこのアプローチを1960年代から1970年代の初頭にかけて率先した。
モンタギューによれば(英語のような)自然言語の意味論と(述語論理のような)形式言語のそれとの間に本質的な違いはない。モンタギュー文法の中心的な概念は論文 "The Proper Treatment of Quantification in Ordinary English" ではじめて提案された。
脚注
編集- ^ Chris Barker. “Continuations in Natural Language” (PDF). 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年1月16日閲覧。
参考文献
編集- 加賀野井秀一『20世紀言語学入門』講談社現代新書