メイショウテッコン
メイショウテッコン(欧字名:Meisho Tekkon、2015年4月17日 - )は、日本の競走馬[1]、誘導馬。主な勝ち鞍に2018年のラジオNIKKEI賞、2019年の日経賞。
メイショウテッコン | |||||||||
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若葉S出走時(2018年3月17日) | |||||||||
欧字表記 | Meisho Tekkon[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||
毛色 | 青鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2015年4月17日(9歳)[1] | ||||||||
抹消日 | 2021年3月21日 | ||||||||
父 | マンハッタンカフェ[1] | ||||||||
母 | エーシンベロシティ[1] | ||||||||
母の父 | Lemon Drop Kid[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道新ひだか町)[1] | ||||||||
生産者 | 下屋敷牧場[1] | ||||||||
馬主 | 松本好雄[1] | ||||||||
調教師 | 高橋義忠(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 12戦5勝[1] | ||||||||
獲得賞金 | 1億6227万9000円[1] | ||||||||
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戦績
編集2015年4月17日、北海道新ひだか町三石の下屋敷牧場で誕生[3]。2016年7月19日に行われた北海道セレクションセールに上場され、松本好雄によって1600万円(税抜)で落札された[4]。
栗東・高橋義忠厩舎に入厩し、2017年9月3日の新馬戦(小倉芝1800m)でデビューし、新馬勝ちする。なお、この勝利が父マンハッタンカフェにとってのJRA通算1000勝目となった[5]。2戦目の黄菊賞(500万下)は中団から伸びきれず6着に敗れるが、3歳初戦の梅花賞(500万下)では初めて逃げの手に出てエタリオウの追撃をハナ差退けて2勝目を挙げた。
皐月賞トライアルの若葉ステークスでは再び控える競馬を試みたが6着に終わり、京都新聞杯では12番人気ながら逃げて5着に粘り込んだ。続く白百合ステークスでも同型馬アイトーンのハナを叩いて1000m59秒0のペースで飛ばし、最後は2着サラキアに3馬身差をつける独走で3勝目を手にした[6]。重賞初挑戦となったラジオNIKKEI賞ではトップハンデタイの56キロを背負い、好位からレースを進めた。直線では早めに先頭に立ち、後方から猛追してきたフィエールマンを半馬身抑えて重賞初制覇を果たした。生産者の下屋敷牧場にとってはこれが待望のJRA重賞初制覇であった[7]。
秋初戦の神戸新聞杯では6番人気の伏兵扱いながら、逃げて直線もしぶとく粘って勝ち馬ワグネリアンから0.1秒差の3着に好走した[8]。菊花賞では5番人気に推されたが、スタートで後手を踏んで自分の形が作れず、14着に大敗した[9]。
2019年初戦となった日経新春杯は9着に終わったが、続く日経賞では先手を取って逃げ、直線でも後続の追走を振り切り重賞2勝目を飾った[10]。本番の天皇賞・春では4番人気に推されたが、フィエールマンの11着と大敗を喫した。
その後、脚部不安を発症し長期の休養に入ることになった。2021年3月27日の日経賞での復帰を目指していたが叶わず、同年3月21日付けで競走馬登録を抹消し現役を引退した[11]。
競走成績
編集以下の内容はnetkeiba.comの情報[12]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2017. 9. 3 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 16 | 5 | 9 | 7.3 (3人) | 1着 | 1:51.1(34.6) | -0.0 | 鮫島克駿 | 53 | (レッドヴァール) | 486 | |
11.12 | 京都 | 黄菊賞 | 500万下 | 芝2000m(良) | 13 | 2 | 2 | 36.7 (7人) | 6着 | 2:02.0(34.7) | 0.2 | 幸英明 | 55 | ジュンヴァルロ | 496 |
2018. 1.27 | 京都 | 梅花賞 | 500万下 | 芝2400m(良) | 9 | 4 | 4 | 8.0 (4人) | 1着 | 2:28.9(35.0) | -0.0 | 武豊 | 56 | (エタリオウ) | 500 |
3.17 | 阪神 | 若葉S | OP | 芝2000m(良) | 12 | 4 | 4 | 19.1 (6人) | 6着 | 2:01.0(35.4) | 1.0 | 古川吉洋 | 56 | アイトーン | 488 |
5. 5 | 京都 | 京都新聞杯 | GII | 芝2200m(良) | 17 | 3 | 6 | 30.4(12人) | 5着 | 2:11.4(35.0) | 0.4 | 松山弘平 | 56 | ステイフーリッシュ | 494 |
5.27 | 京都 | 白百合S | OP | 芝1800m(良) | 9 | 6 | 6 | 4.3 (3人) | 1着 | 1:45.9(34.6) | -0.5 | 松山弘平 | 56 | (サラキア) | 488 |
7. 1 | 福島 | ラジオNIKKEI賞 | GIII | 芝1800m(良) | 13 | 2 | 2 | 4.1 (2人) | 1着 | 1:46.1(34.8) | -0.1 | 松山弘平 | 56 | (フィエールマン) | 482 |
9.23 | 阪神 | 神戸新聞杯 | GII | 芝2400m(良) | 10 | 6 | 6 | 16.7 (6人) | 3着 | 2:25.7(34.7) | 0.1 | 松山弘平 | 56 | ワグネリアン | 496 |
10.21 | 京都 | 菊花賞 | GI | 芝3000m(良) | 18 | 3 | 6 | 12.5 (5人) | 14着 | 3:08.0(35.8) | 1.9 | 松山弘平 | 57 | フィエールマン | 498 |
2019. 1.13 | 京都 | 日経新春杯 | GII | 芝2400m(良) | 16 | 6 | 12 | 8.0 (6人) | 9着 | 2:27.1(38.6) | 0.9 | 武豊 | 56 | グローリーヴェイズ | 508 |
3.23 | 中山 | 日経賞 | GII | 芝2500m(稍) | 12 | 1 | 1 | 4.9 (3人) | 1着 | 2:34.2(35.4) | -0.2 | 武豊 | 55 | (エタリオウ) | 510 |
4.28 | 京都 | 天皇賞(春) | GI | 芝3200m(良) | 13 | 4 | 5 | 9.2 (4人) | 11着 | 3:18.9(38.4) | 3.9 | 福永祐一 | 58 | フィエールマン | 508 |
血統表
編集メイショウテッコンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *サトルチェンジ Subtle Change 1988 黒鹿毛 |
Law Society | Alleged | ||
Bold Bikini | ||||
Santa Luciana | Luciano | |||
Suleika | ||||
母 *エーシンベロシティ 2005 黒鹿毛 |
Lemon Drop Kid 1996 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
Charming Lassie | Seattle Slew | |||
Lassie Dear | ||||
母の母 *バーモントガールVermont Girl 1997 鹿毛 |
*ミシエロ | Conquistador Cielo | ||
My Inheritance | ||||
Raging Apalachee | Apalachee | |||
Fagers Charisma | ||||
母系(F-No.) | (FN:14-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mr.Prospector4・5(母内)=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “メイショウテッコン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年3月28日閲覧。
- ^ 競走馬登録馬名簿・馬名意味. JRA. 2018年9月26日閲覧
- ^ メイショウテッコン JBISサーチ
- ^ 2016年セレクションセール 取引成績速報. 日高軽種馬農協. 2018年9月26日閲覧
- ^ “マンハッタンカフェ産駒、JRA通算1000勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 【白百合S】メイショウテッコンが逃げ切ってオープン初勝利. スポーツ報知(2018年5月27日付). 2018年9月26日閲覧
- ^ a b 2018年07月01日 ラジオNIKKEI賞 G3. 競走馬のふるさと案内所. 2018年9月26日閲覧
- ^ 【神戸新聞杯】メイショウテッコンが逃げ粘り3着 松山「(菊花賞の)京都はプラスだと思う」. サンケイスポーツ(2018年9月26日付). 2018年9月26日閲覧
- ^ 【菊花賞】5番人気のメイショウテッコンは14着大敗 松山「スタートが全て」. サンケイスポーツ(2018年10月21日付). 2018年10月23日閲覧
- ^ “【日経賞】武豊メイショウテッコンが逃げ切り重賞2勝目! エタリオウは2着/JRAレース結果 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2019年3月23日閲覧。
- ^ “【JRA】重賞2勝馬メイショウテッコンが21日付で登録抹消 日経賞で復帰予定も叶わず”. netkeiba.com (2021年3月22日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “メイショウテッコン”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年9月26日閲覧。
- ^ エーシンベロシティ | 競走馬データ. netkeiba.com. 2018年9月26日閲覧
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post