ボルガン
ボルガン(モンゴル語: Булган、ᠪᠤᠯᠠᠭᠠᠨ)はモンゴル国ボルガン県の行政上の中心となる市。ボルガン地域の人口は2005年で11,984人(市の人口は10,878人)[1]、2008年で12,323人(市の人口は11,198人)[2]。かつてDaichin Wangiin Khüree修道院があった場所に位置し、標高は1,208メートル (3,963 ft)、ウランバートルから468キロメートル (291 mi) の距離にある。
ボルガン Булган ᠪᠤᠯᠠᠭᠠᠨ | |
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県 | |
ボルガン県 Булган сум ᠪᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠰᠤᠮᠤ | |
High street | |
北緯48度48分43秒 東経103度32分01秒 / 北緯48.81194度 東経103.53361度 | |
Country | モンゴル国 |
県 | ボルガン県 |
面積 | |
• 県 | 99.95 km2 |
標高 | 1,208 m |
人口 (2008) | |
• 県 | 18,494人 |
• 密度 | 190人/km2 |
• 都市部 | 11,198人 |
気候 | Dwc |
歴史
編集ボルガン市は1938年に設立された[3]。
観光地
編集1921年に設立された南ボルガンの軍事拠点は美術館になっている。建物の一部は1921年より前、1668年から店舗として利用されていた。[4]。
市の中心部には他にも見るべき美術館がある。最も興味深い部分は、1947年にボルガン県で生まれたモンゴル最初の宇宙飛行士グルラクチャーに関する展示である。[3]。
1912年にホブドの町を中国から解放した国民的英雄ハタンバートル・マクサルジャプの陵墓がボルガン南西の丘にある[5]。
Dashchoinkhorlon Khiidは1992年に再建された寺院である。約1000人の僧侶が暮らしていたかつての寺院Bangiin Khureeは1937年、ホルローギーン・チョイバルサンの命令により破壊された[4]。
自然保護区
編集ボルガンの西約60キロメートル (37 mi)にはウランウルなどの死火山で有名なウラントグートルガ自然保護区がある。
交通
編集ボルガン空港(UGA/ZMBN)には未舗装の滑走路が1本あり、ウランバートル、ホブド、ムルンへの定期航路が運行されている。
ボルガンはエルデネトとウランバートルへ舗装道路で結ばれている。
気候
編集ボルガンの気候は亜寒帯(ケッペンの気候区分のDwc)で、乾燥し非常に寒冷な長い冬と、短く温暖な夏がある。
ボルガンの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 6.9 (44.4) |
11.5 (52.7) |
17.9 (64.2) |
27.2 (81) |
35.7 (96.3) |
34.0 (93.2) |
33.5 (92.3) |
31.4 (88.5) |
29.0 (84.2) |
24.4 (75.9) |
14.0 (57.2) |
10.9 (51.6) |
35.7 (96.3) |
平均最高気温 °C (°F) | −12.4 (9.7) |
−9.2 (15.4) |
0.7 (33.3) |
9.7 (49.5) |
18.0 (64.4) |
22.1 (71.8) |
22.7 (72.9) |
21.1 (70) |
16.1 (61) |
8.3 (46.9) |
−2.7 (27.1) |
−10.4 (13.3) |
7 (44.61) |
日平均気温 °C (°F) | −20.5 (−4.9) |
−18.1 (−0.6) |
−8.5 (16.7) |
1.0 (33.8) |
9.1 (48.4) |
14.2 (57.6) |
15.9 (60.6) |
13.9 (57) |
7.2 (45) |
−0.8 (30.6) |
−10.8 (12.6) |
−17.8 (0) |
−1.27 (29.73) |
平均最低気温 °C (°F) | −26.5 (−15.7) |
−24.9 (−12.8) |
−16.2 (2.8) |
−6.6 (20.1) |
0.1 (32.2) |
6.0 (42.8) |
9.5 (49.1) |
7.2 (45) |
0.3 (32.5) |
−7.6 (18.3) |
−17.4 (0.7) |
−23.8 (−10.8) |
−8.32 (17.02) |
最低気温記録 °C (°F) | −41 (−42) |
−39.3 (−38.7) |
−34.1 (−29.4) |
−22.2 (−8) |
−12.8 (9) |
−8.0 (17.6) |
−0.2 (31.6) |
−4.5 (23.9) |
−11.8 (10.8) |
−28.2 (−18.8) |
−34.1 (−29.4) |
−38.9 (−38) |
−41 (−42) |
降水量 mm (inch) | 1.4 (0.055) |
2.0 (0.079) |
3.1 (0.122) |
10.9 (0.429) |
22.7 (0.894) |
52.6 (2.071) |
71.3 (2.807) |
63.8 (2.512) |
32.5 (1.28) |
12.4 (0.488) |
3.8 (0.15) |
1.9 (0.075) |
278.4 (10.962) |
平均降水日数 | 0.4 | 0.5 | 1.3 | 3.0 | 4.0 | 8.4 | 12.9 | 10.4 | 4.9 | 2.9 | 1.3 | 0.7 | 50.7 |
出典:NOAA (1961-1990) [6] |
参照文献
編集- ^ Bulgan City Review[リンク切れ]
- ^ Bulgan Aimag Statistical Office: Annual Report 2008 Archived 2011年7月22日, at the Wayback Machine.
- ^ a b Marion Wisotzki: Mongolei. Berlin 2010, S. 220
- ^ a b Michael Kohn: Mongolia. London 2008, S. 146.
- ^ Marion Wisotzki: Mongolei. Berlin 2010, S. 221
- ^ “Bulgan Climate Normals 1961-1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. January 13, 2013閲覧。