ブライアン・スタンBrian Stann1980年9月24日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家、元アメリカ合衆国海兵隊軍人。日本国東京都出身。ペンシルベニア州スクラントン在住。ジャクソンズMMA所属。MCMAP三段。元WEC世界ライトヘビー級王者。

ブライアン・スタン
基本情報
本名 ブライアン・マイケル・スタン
(Brian Michael Stann)
通称 オール・アメリカン (All American)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-09-24) 1980年9月24日(44歳)
出身地 日本の旗 日本
東京都
所属 チーム・クエスト・サウス
ジャクソンズMMA
身長 185cm
体重 93kg
リーチ 188cm
階級 ライトヘビー級
ミドル級
バックボーン ボクシング
テーマ曲 Diamond Eyes (Boom-Lay Boom-Lay Boom)
シャインダウン
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イラク戦争における活躍に対し、米軍の勲章としては三番目に高位である(シルバースター)を2006年に授与されている。

来歴

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父親の赴任先だった日本横田基地で生まれ、ペンシルベニア州スクラントンで育った。

2003年海軍兵学校に入学し、ミドルラインバッカーとしてアメリカンフットボールを経験した。2003年の卒業後はアメリカ海兵隊に入隊した。

2004年5月、海兵隊でのトレーニングの一環として総合格闘技のトレーニングを開始した。

2005年5月、海兵隊少尉として第2海兵師団第3大隊に着任する。同年に参加したイラク戦争中の戦闘で、隊の副隊長として危機的な状況から42人の隊員全てを生還させたことによって、翌年に勲章(シルバースター)を授与された[1]

2006年1月6日、チーム・クエスト主催のSportFightでプロ総合格闘技デビュー。

2006年6月15日、WEC初参戦となったWEC 21でミゲール・コシオと対戦し、TKO勝ち。

2007年3月24日、WEC 26でスティーブ・キャントウェルと対戦し、TKO勝ち。

世界王座獲得

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2008年3月26日、WEC 33のWEC世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者ダグ・マーシャルと対戦。カウンターの左フックでダウンを奪いパウンドで追撃しTKO勝ちを収め王座獲得に成功した。デビュー以来の連続1RKO勝ち記録を6に伸ばした。

世界王座陥落

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2008年8月3日、WEC 35で行われたWEC世界ライトヘビー級タイトルマッチで挑戦者スティーブ・キャントウェルと再戦し、パウンドでTKO負けを喫し王座から陥落すると同時にキャリア初黒星となった[2]

2009年4月18日、UFC初参戦となったUFC 97クシシュトフ・ソシンスキーと対戦し、チキンウィングアームロックで一本負け[3]。9月16日、UFC Fight Night: Diaz vs. GuillardにおいてWECで1勝1敗であったキャントウェルとラバーマッチを行い、3-0の判定勝ちを収めた。

2010年2月6日、UFC 109フィル・デイヴィスと対戦し、グラウンドでコントロールされ続け、0-3の判定負けを喫した[4]

2010年8月1日、ミドル級転向後初戦となったUFC Live: Jones vs. Matyushenkoでマイク・マッセンジオと対戦し、三角絞めで一本勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5][6]

2011年1月1日、UFC 125クリス・リーベンと対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めた[7]

2011年5月28日、UFC 130SRCミドル級王者ジョルジ・サンチアゴと対戦し、パウンドでTKO勝ち[8]。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2011年10月8日、UFC 136チェール・ソネンと対戦し、終始グラウンドでコントロールされ肩固めで一本負けを喫した。

2013年3月3日、ライトヘビー級復帰初戦となったUFC on Fuel TV 8ヴァンダレイ・シウバと対戦。お互いにダウンを奪い合う壮絶な殴り合いを展開し、左フックからのパウンドで2RKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2013年7月、度重なる頭部へのダメージによってパンチドランカー精神病になる事を懸念して、総合格闘家を引退する事を発表。現在はUFCの試合解説者として活動している[9]

戦績

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総合格闘技 戦績
18 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
12 9 1 2 0 0 0
6 2 2 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ヴァンダレイ・シウバ 2R 4:08 KO(左フック→パウンド) UFC on Fuel TV 8: Silva vs. Stann 2013年3月3日
× マイケル・ビスピン 5分3R終了 判定0-3 UFC 152: Jones vs. Belfort 2012年9月22日
アレッシオ・サカラ 1R 2:26 KO(パウンド) UFC on Fuel TV 2: Gustafsson vs. Silva 2012年4月14日
× チェール・ソネン 2R 3:51 肩固め UFC 136: Edgar vs. Maynard 3 2011年10月8日
ジョルジ・サンチアゴ 2R 4:29 TKO(右フック→パウンド) UFC 130: Rampage vs. Hamill 2011年5月28日
クリス・リーベン 1R 3:37 TKO(膝蹴り→パウンド) UFC 125: Resolution 2011年1月1日
マイク・マッセンジオ 3R 3:10 三角絞め UFC Live: Jones vs. Matyushenko 2010年8月1日
× フィル・デイヴィス 5分3R終了 判定0-3 UFC 109: Relentless 2010年2月6日
ロドニー・ウォーラス 5分3R終了 判定3-0 The Ultimate Fighter: Heavyweights Finale 2009年12月5日
スティーブ・キャントウェル 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Diaz vs. Guillard 2009年9月16日
× クシシュトフ・ソシンスキー 1R 3:53 チキンウィングアームロック UFC 97: Redemption 2009年4月18日
× スティーブ・キャントウェル 2R 4:01 TKO(右フック→パウンド) WEC 35: Condit vs. Miura
【WEC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】
2008年8月3日
ダグ・マーシャル 1R 1:35 TKO(左フック→パウンド) WEC 33: Marshall vs. Stann
【WEC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】
2008年3月26日
ジェレミア・ビリングトン 1R 3:07 TKO(パンチ連打) WEC 30: McCullough vs. Crunkilton 2007年9月5日
クレイグ・ゼルナー 1R 4:57 TKO(パンチ連打) WEC 28: Faber vs. Farrar 2007年6月3日
スティーブ・キャントウェル 1R 0:41 TKO(パンチ連打) WEC 26: Condit vs. Alessio 2007年3月24日
ミゲール・コシオ 1R 0:16 TKO(パンチ連打) WEC 21: Tapout 2006年6月15日
アーロン・スターク 1R 3:14 TKO(パンチ連打) SportFight 14: Resolution 2006年1月6日

獲得タイトル

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表彰

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出演

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映画

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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前王者
ダグ・マーシャル
第6代WEC世界ライトヘビー級王者

2008年3月26日 - 2008年8月3日

次王者
スティーブ・キャントウェル