フィンランド社会民主党
フィンランド社会民主党(フィンランドしゃかいみんしゅとう、フィンランド語: Suomen Sosialidemokraattinen Puolue、略称:SDP、スウェーデン語: Finlands Socialdemokratiska Parti、英語: Social Democratic Party of Finland)は、1899年に結成されたフィンランドの政党。社会主義インターナショナルに加盟。中央党や国民連合党と並んで、国内で最も影響力のある政党の一つとされる。党の社会民主主義的な政策は、左翼同盟のような他の政党のものよりは穏健であり、他の北ヨーロッパ諸国の社会民主主義政党に近いものである。
フィンランド社会民主党 Suomen Sosialidemokraattinen Puolue Finlands Socialdemokratiska Parti | |
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党首 | アンッティ・リントマン |
欧州議会議席数 |
2 / 15 (13%) |
エドゥスクンタ |
43 / 200 (22%) |
党員・党友数 |
39,450 (2019) |
政治的思想・立場 |
中道左派 社会民主主義 民主社会主義 親欧州主義 |
機関紙 | Demokraatti |
国際組織 |
進歩同盟 社会主義インターナショナル SAMAK 欧州社会党 |
公式サイト | http://www.sdp.fi |
欧州議会会派は社会民主進歩同盟に所属。 |
20世紀初頭には選挙でも4割程度の得票率を得ていたが、1918年のフィンランド内戦後には党内の共産主義者が離党しフィンランド共産党を結成。共産党結党後は社会民主党の総得票率が半分近くにまで減少している。こうしたことからフィンランド人民民主同盟の支援を得るも、得票率の回復にはつながらなかった。2007年の議会選挙では21.4%の得票率しか得られず、選挙前よりも8議席を失い45議席に終わった。
2011年の議会選挙で告示前より2議席を失う42議席に後退した。2015年の選挙では34議席とさらに後退、第4党にまで転落した。2019年4月14日の議会選挙では40議席を獲得して第1党となり勝利し[1]、アンティ・リンネ政権が発足。しかし大規模ストライキに対する対応が批判され同年12月に中央党などとの連立政権は崩壊し[2]、党首を継いだサンナ・マリンを首班とする新政権が発足した。2023年4月2日の議会選挙では43議席となり前回より議席数は増やしたものの第3党に後退し、マリン首相は敗北を認めた[3]。
出典
編集- ^ “フィンランド、EU懐疑派が健闘 議会選、僅差で第2党”. 中日新聞. (2019年4月15日) 2019年4月15日閲覧。
- ^ “フィンランド首相が辞任、スト対応巡り連立与党の一部が不信任表明”. ロイター. (2019年12月4日) 2023年4月3日閲覧。
- ^ “フィンランド首相、議会選の敗北認める 中道右派が第1党に”. ロイター. (2023年4月3日) 2023年4月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Official website in Finnish (フィンランド語)
- Official website in English(英語)