バイオ認証
本項は、NTTドコモの携帯電話端末に実装されている生体認証技術について述べる。従来、端末に保存されているデータ(電子メールや電話帳といった個人情報)は4桁~8桁の端末暗証番号によって保護されてきた。生体認証技術に由来するバイオ認証は、これに代わるものである。
種類
編集バイオ認証には種々の生体認証技術が用いられている。端末によって認証方法や、認証による保護範囲が異なる。
- 指紋認証
- 端末利用者の指紋を照合するもので、富士通の携帯電話のみに搭載されている。富士通はmovaからバイオ認証とは別に、独自に指紋認証を提供してきた。
- 声紋認証
- 三菱電機の携帯電話のみに搭載されている。声紋認証はICカードロックのみが対象となる。
- 顔認証
- テレビ電話に用いるサブカメラを利用し、端末利用者の顔を撮影して認証することができる。この認証法はNEC、パナソニック、シャープ製の携帯電話に搭載されている。
- 手書き認証
- シャープ製の携帯電話に搭載されている。端末のTOUCH CRUISERという手書きパッドを利用し、手書きパスワードを登録して利用する。なお、auでは三洋電機が、W42SAに「スムースロック」という名称で同様の機能を実装した。
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指紋認証搭載のF901iC