ナンベイオオヤガ
ナンベイオオヤガ(学名 Thysania agrippina)は、節足動物門昆虫網チョウ目ヤガ科に属するガ。別名ナンベイオオシロシタバ。
ナンベイオオヤガ | |||||||||||||||||||||
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ナンベイオオヤガ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Thysania agrippina (Cramer, 1776) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ナンベイオオヤガ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
White Witch moth |
分布
編集特徴
編集世界一羽根が長いガとして知られ、成虫の前羽根を拡げると25 cm、大きいもので30 cmにも達する。羽根面積ではヨナグニサンの仲間に劣るものの、前羽根の長さではヨナグニサンを凌いでいる。
体色は茶色味がかった白色で、羽根も白く、その羽根には波状に茶色の模様が重なっている。羽根の裏側は逆に黒っぽく、白と黒のコントラストで構成されている。後羽根は少々赤みが混じり、薄いピンクに近い色も混じる。
灯火に飛来し、その大きさに驚かされることがある。飛び方がコウモリに似ており、そのコウモリが自然界では天敵となっていることから、コウモリに似せて敵の目を欺いて身を守ると言われている。
生態
編集幼虫は熱帯雨林の広葉樹を食べて成長する。巨大な体になる分、その大きさも10cmを優に超え、食欲も非常に旺盛。体色は黒い色に薄青がかった帯が輪のようにかかり、白い線が走る。頭部は黄色、気問の色は赤色で、尾部には、スズメガ類の幼虫のような尾錠突起が出てくる。繭は木の幹に似た色合いをしており、それで捕食者から身を守っていると思われる。
成虫は夜間に活動するが、口器が発達しており、花や樹液を吸うと思われる。産卵は、木の頂上の幹付近で行い、黄色い塊状に産み付ける。