トゥゲザー・フォー・ザ・ファースト・タイム…ライヴ
B.B.キング&ボビー・ブランドのアルバム
『トゥゲザー・フォー・ザ・ファースト・タイム…ライヴ』(Together for the First Time… Live)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、B.B.キングとボビー・ブランドが連名で1974年に発表したライブ・アルバム。
『トゥゲザー・フォー・ザ・ファースト・タイム…ライヴ』 | |||||
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B.B.キング&ボビー・ブランド の ライブ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 | ウェスタン・レコーダーズ、スタジオ1[1] | ||||
ジャンル | ブルース | ||||
時間 | |||||
レーベル |
ダンヒル・レコード MCAレコード(リイシュー) | ||||
プロデュース | スティーヴ・バリ | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
チャート最高順位 | |||||
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B.B.キング アルバム 年表 | |||||
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ボビー・ブランド 年表 | |||||
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背景
編集スタジオ・ライブ形式による録音で、キングのバンドとブランドのバンドの両方のメンバーがバックに起用されたが、本作のクレジットでは詳細な役割分担は明記されていない[3]。本作の録音では、両名の家族や友人が観客として招待され、その中にはジェームス・ブラウンもいたという[4]。
キングとブランドは、その後も共演ライブを行い、1976年には再び連名のライブ・アルバム『トゥゲザー・アゲイン…ライヴ』を発表している[5]。
反響・評価
編集アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、1975年1月11日に最高43位を記録した[2]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは、1975年1月18日に最高2位を記録した[6]。
ロバート・クリストガウは本作にBプラスを付け「特にブランドのパートは、優れたドキュメントである」「時折挿入される、両名のジョーク混じりのやり取りは、些か居心地悪く響く」と評している[7]。また、『ローリング・ストーン』誌の2015年の企画「B.B. King's 5 Greatest Live Performances」では「キングのギターが他のボーカリスト、特にブランドのような名人をサポートする様を聴くのは、示唆に富みなおかつエキサイティングである」と評されている[5]。
収録曲
編集- イントロダクション/スリー・オクロック・イン・ザ・モーニング - Introduction / 3 O'Clock in the Morning (B. B. King, Jules Taub) – 3:23
- イッツ・マイ・オウン・フォールト・ベイビー - It's My Own Fault Baby (John Lee Hooker) – 4:11
- ドリフティン・ブルース - Driftin' Blues (Charles Brown, Johnny Moore, Eddie Williams) – 5:05
- ザッツ・ザ・ウェイ・ラヴ・イズ - That's the Way Love Is (Deadric Malone) – 3:50
- アイム・ソーリー - I'm Sorry (Sonny Thompson) – 9:49
- アイル・テイク・ケア・オブ・ユー - I'll Take Care of You (Brook Benton) – 3:36
- ドント・クライ・ノー・モア - Don't Cry No More (D. Malone) – 2:48
- ドント・ウォント・ア・ソウル・ハンギン・アラウンド - Don't Want a Soul Hangin' Around (Jimmy Johnson) – 3:49
- メドレー - Medley – 13:56
- a.グッド・トゥ・ビー・バック・ホーム - Good to Be Back Home (B.B. King)
- b.ドライヴィング・ホイール - Driving Wheel (Roosevelt Sykes)
- c.ロック・ミー・ベイビー - Rock Me Baby (B.B. King, Joe Josea)
- d.ブラック・ナイト - Black Night (C. Brown)
- e.チェリー・レッド - Cherry Red (Joe Turner, Pete Johnson)
- f.イッツ・マイ・オウン・フォールト・ベイビー - It's My Own Fault Baby (J. L. Hooker)
- g.スリー・オクロック・イン・ザ・モーニング - 3 O'Clock in the Morning (B. B. King, J. Taub)
- h.オー、カム・バック・ベイビー - Oh, Come Back Baby (Maceo Merriweather)
- i.チェインズ・オブ・ラヴ - Chains of Love (A. Nugetre)
- j.ゴナ・ゲット・ミー・アン・オールド・ウーマン - Gonna Get Me an Old Woman (B.B. King)
- エヴリバディ・ウォンツ・トゥ・ノウ・ホワイ・アイ・シング・ザ・ブルース - Everybody Wants to Know Why I Sing the Blues (B.B. King, Dave Clark) – 6:15
- ゴーイン・ダウン・スロウ - Goin' Down Slow (St. Louis Jimmy Oden) – 5:11
- アイ・ライク・トゥ・リヴ・ザ・ラヴ - I Like to Live the Love (Dave Crawford, Charles Mann) – 6:00
脚注
編集- ^ B.B. King & Bobby Bland - Together For The First Time... Live (Vinyl, LP, Album)
- ^ a b “B.B. King And Bobby Bland Together For The First Time… Live Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年5月30日閲覧。
- ^ 2012年再発CD (UICY-94846) / 2015年再発CD (UICY-77472)ライナーノーツ(鈴木啓志、2012年11月)
- ^ “'He Brought a Certain Level of Class to the Blues': Remembering Bobby 'Blue' Bland, 1930-2013”. Deep Roots Magazine (2013年7月23日). 2019年5月30日閲覧。
- ^ a b “B.B. King's 5 Greatest Live Performances”. Rolling Stone (2015年5月15日). 2019年5月30日閲覧。
- ^ “B.B. King And Bobby Bland Together For The First Time… Live Chart History - Top R&B/Hip Hop Albums”. Billboard. 2019年5月30日閲覧。
- ^ Christgau, Robert. “CG: B.B. King & Bobby Bland”. 2019年5月30日閲覧。