タワー・オブ・ロンドン駅

イングランドの鉄道駅

タワー・オブ・ロンドン駅(たわー・おぶ・ろんどんえき、ロンドン塔駅、Tower of London station)はかつてロンドンシティ・オブ・ロンドンにあった地下鉄駅である。現在のロンドン地下鉄タワーヒル駅はこの駅の遺構を利用して建設されたため、同駅がある場所と同じ場所にあったことになる。

タワー・オブ・ロンドン
(Tower of London)
所在地 シティ・オブ・ロンドン
開業年月日 1882年9月25日
廃止年月日 1884年10月5日
テンプレートを表示

歴史

編集

この駅は1882年メトロポリタン鉄道(MR、現在のメトロポリタン線)建設の際に、北側に向かう路線の駅として設けられた。

しかし、その僅か2年後の1884年にタワー・オブ・ロンドン駅は廃止された。同年、メトロポリタン鉄道とメトロポリタン・ディストリクト鉄道(MDR、現在のディストリクト線)が結ばれ、内環状線(現在のサークル線)が完成した。この際、タワー・オブ・ロンドン駅のすぐ西にマークレーン駅(その後1946年にタワーヒル駅と改称)という名の新駅が建設され、タワー・オブ・ロンドン駅は同日に廃止されたのである。

その後、タワーヒル駅に改称されたマークレーン駅が1967年に廃止された際に、代替としてタワー・オブ・ロンドン駅があった場所に現在のタワーヒル駅が開業した(この歴史はマークレーン駅の項を参照)。タワー・オブ・ロンドン駅の遺構は新駅建設の際に撤去されている。

年表

編集
  • 1882(明治15)年9月25日 - アルドゲイト駅からの延伸開業にともない開業
  • 1884(明治17)年10月5日 - 内環状線の開通時に廃駅
  • 1967(昭和42)年2月5日 - 同じ場所にタワーヒル駅が移設開業


隣の駅

編集
タワー・オブ・ロンドン (Tower of London) 駅
終    点 メトロポリタン鉄道
(現:ロンドン地下鉄
アルドゲイト駅
(北行き)

出典

編集