ノルウェージャン・スピリット
ノルウェージャン・スピリット(NORWEGIAN SPIRIT)は、アメリカのフロリダ州マイアミに本社を置くノルウェージャン・クルーズラインが運行するクルーズ客船。
ノルウェージャン・スピリット | |
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基本情報 | |
船種 | クルーズ客船 |
船籍 |
パナマ(1998–2004) バハマ(2004-) |
所有者 |
スタークルーズ(1998–2004) ノルウェージャン・クルーズライン(2004-) |
運用者 |
スタークルーズ(1998–2004) ノルウェージャン・クルーズライン(2004-) |
建造所 | マイヤー・ヴェルフト |
姉妹船 | スーパースター・ヴァーゴ |
信号符字 | C6TQ6 |
IMO番号 | 9141065 |
MMSI番号 | 311746000 |
改名 |
スーパースター・レオ(1998–2004) ノルウェージャン・スピリット(2004-) |
経歴 | |
起工 | 1996年10月5日 |
進水 | 1998年9月24日 |
竣工 | 1998年 |
就航 | 1998年 |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 | 75,388トン |
長さ | 267.92 m |
幅 | 32.31 m |
高さ | 49.68 m |
喫水 | 7.92 m |
デッキ数 | 14層 |
主機関 | V48/60 MAN B&W (14700 kW) 4基 |
推進器 | ABB HSSOL 38/1256 (20 MW) 2基 |
最大速力 | 21ノット |
航海速力 | 24ノット |
旅客定員 | 1,996名 |
乗組員 | 965名 |
船歴
編集スタークルーズの発注により、ドイツのマイヤー・ヴェルフトで建造され、スーパースター・レオとして1998年に就航した。アジア初の巨大クルーズ客船で、シンガポールを拠点に、マレーシアとタイ王国へ3日間から6日間のクルーズで運航された。 1999年9月10日、二番船として建造されたスーパースター・ヴァーゴがシンガポールに配船されたため、本船は香港に拠点を移して、中国の海南島、ベトナム沿岸の南シナ海などを目的地とした2日間から5日間のクルーズで運航された。
2003年、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響により一時的に拠点をオーストラリアに移して運航されたが、そして、流行の収束後は香港に戻った。 2004年、ノルウェージャン・クルーズラインは、ロイド・ヴェルフトで艤装中だったプライド・オブ・アメリカが完成直前に暴風により浸水事故を起こしたため、本船を代船として購入した。約2週間で改修工事が行われた後、ノルウェージャン・スピリットとして就航した。その後、プライド・オブ・アメリカは、約1年遅れの2005年6月に就航している。
その後、ヨーロッパを拠点に、冬と春はカナリア諸島への10日間のクルーズ、夏と秋は地中海を巡る13日間のクルーズで運航されている。
事故・インシデント
編集2005年にジュノーで、2007年にニューヨークでそれぞれ埠頭に衝突し、軽微な損傷が生じたが修理されている。2008年5月25日、東部カリブ海で8日間のクルーズを終えニューヨークへ帰港した際に、90番埠頭に接触、駐車場の支柱と船首が損傷した。
2011年3月、メキシコでの埠頭への衝突と、船上で死亡者が発生したトラブルにより、クルーズが約12時間遅れで運航された。