ジョン・メルフイシュ・ストラドウィック
ジョン・メルフイシュ・ストラドウィック(John Melhuish Strudwick、1849年5月6日 - 1937年7月16日)はイギリスのラファエル前派に属する画家である。
ジョン・メルフイシュ・ストラドウィックJohn Melhuish Strudwic | |
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生誕 |
1849年5月6日 イングランド,ロンドン |
死没 |
1937年7月16日 イングランド,ハマースミス |
略歴
編集ロンドンのクラパム(Clapham)に生まれた。商人になるのを嫌い、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで学んだ。1860年代は、スコットランド生まれの風俗画家、ジョン・ペティ(John Pettie)の影響を受けたが、1870年代に入って、ラファエル前派の画家、ジョン・ロダム・スペンサー・スタンホープ(John Roddam Spencer Stanhope)やエドワード・バーン=ジョーンズの助手として働いた。ロンドンのハマースミスのバーン=ジョーンズのスタジオの隣に自らのスタジオを開いた。Grosvenor Galleryや The New Galleryに常時出展した。
古いイギリスの騎士伝説や、音楽や詩などから題材を選び描き「象徴主義」の画家として扱われる。バーン=ジョーンズから直接指導を受け、強い影響下にあった。バーン=ジョーンズよりも、人物の表現に動きがないと評価されている[1]。
19世紀末に画家として成功するが20世紀になってリバプールの造船主らのパトロンの好みが変わり人気を失い、「忘れられた画家」となるが20世紀末になり再評価され、作品が高値で取引されるようになった。
作品
編集-
Acrasia, 1888
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Thy Music, faintly falling, dies away, 1893
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Oh Swallow, Swallow, 1894
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The Gentle Music of a Bygone Day, 1890
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Evensong, St. Cecilia, 1897
脚注
編集- ^ Cf. M. Robinson, The Pre-Raphaelites, 2007
参考文献
編集- Michael Robinson: The Pre-Raphaelites. Londen: Flame Tree Publishing, 2007. ISBN 978-184451-742-8