シンガポール・パワー
シンガポール・パワー (Singapore Power) は、シンガポール公益事業庁の電気・ガス部門の事業を継承した政府系電力供給会社[3]。
商号 | SP Group |
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種類 | 国有企業 |
設立 |
1995年10月1日 (as Singapore Power) 2017年2月28日 (as SP Group)[1] |
本社 | |
親会社 | Temasek Holdings[2] |
ウェブサイト |
www |
国内の数百万の顧客に対し、電気とガスの供給、配給サービス、市場サポートサービスなどを提供している。シンガポールでも特に大きい事業体の一つである。
概歴
編集1995年10月に民間企業、シンガポール電気ガスとして設立された[4]が、略称(SPG:シンガポール英語で、挑発的な振る舞いをし、白人男性との交際を好む女性の意)の響きが悪く、現在の名称に改称された[要出典]。その後、シンガポール公益事業庁の事業を買収した。1995年から、国営の投資会社、テマセク・ホールディングスに買収された。
シンガポール政府が国内電力市場自由化を打ち出したことを受け、シンガポール・パワーは海外事業を展開。2004年には米エネルギー会社TXUのオーストラリア部門を買収した。[5]
オーストラリアのマッコーリー銀行を退けた1390万ドル(1700万シンガポール・ドル)での入札後、Alinta(オーストラリアの発電・電力小売業者)とBabcock&Brown(オーストラリアの投資顧問会社)の投資を受けた。
日本企業との関わり
編集2016年8月18日、NECとNEC Asia Pacificがシンガポール・パワーが推進する次世代電力グリッド共同開発プロジェクト「Singapore Power Energy Advanced Research and Development(SPEAR:スピア)」に参画した[6]。
2021年8月13日に東京電力ホールディングス、東京電力パワーグリッド、関電工と共同でシンガポールの地下変電所建設プロジェクトに関するコンサルタント業務の契約を締結。[7]
2022年5月18日にダイキン工業と合弁企業設立を発表した。[8][9]
2023年8月21日にシンガポールパワーグループ傘下のSIPG(Singapore Institute of Power and Gas)が主催するEnergy Managers Programme 2023の一環として来日した同国のエネルギー事業関係者約30名が一般社団法人海外電力調査会を訪問し、両国の電力分野に関する情報交換を実施した。[10]
組織
編集シンガポール国内子会社
編集- SP PowerAssets
- SP Services
- SP PowerGrid
- SP Sustainable Energy Solutions
- Singapore District Cooling
- SP Group Treasury
- SP Digital
- Singapore Institute of Power and Gas
- SPI (Seosan) Water Ltd.[12]
- SPI (Seosan) Cogen Ltd
- SP eResources Pte Ltd.
- SP Global Solutions Pte. Ltd.
- PowerGas Ltd.
海外子会社
編集- 中国
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- SP Chongqing、SP Shanghai、SP Guangzhou、SP Chengdu
- ベトナム
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- SP Vietnam
- タイ
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- SP Thailand
- オーストラリア
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- SGSP (Australia) の株式を 40%保有[13]
主な合弁会社
編集出資先
編集- Jemana(オーストラリア)[15]
脚注
編集- ^ “Transforming to serve customers better”. SP Group (28 February 2017). 22 September 2019閲覧。
- ^ “Transportation & Industrials” (英語). Temasek Corporate Website English. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “政府系電力会社SP、EV用充電器を2020年までに1,000台設置へ(シンガポール) | ビジネス短信”. ジェトロ. 2022年7月15日閲覧。
- ^ mindmingles (2021年4月27日). “A Brief History of Singapore Power Company” (英語). Daily Bayonet. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “シンガポール・パワー:米TXU豪部門を37.2億ドルで買収(2)”. Bloomberg.com. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “NECと米国Space-Time Insightがシンガポールにおける次世代電力網に関する共同開発プロジェクト「SPEAR」に参画”. NEC. 2022年7月15日閲覧。
- ^ “シンガポール国での地下変電所建設プロジェクトに関わるコンサルタント業務の契約締結について~東南アジアで初となる230kV地下変電所建設プロジェクトの技術支援を実施~|プレスリリース・お知らせ一覧|東京電力パワーグリッド株式会社”. www.tepco.co.jp. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “DAIKIN AND SP GROUP FORM NEW JOINT VENTURE TO BUILD SINGAPORE’S LARGEST INDUSTRIAL DISTRICT COOLING SYSTEM”. SP Group. 2022年5月18日閲覧。
- ^ “ダイキン、シンガポールの半導体工場に省エネ空調”. 日本経済新聞 (2022年5月18日). 2022年5月25日閲覧。
- ^ “シンガポールのエネルギー事業関係者との情報交換”. 2023年10月2日閲覧。
- ^ a b “SPgroup Corporate Profile”. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “SPI (SEOSAN) WATER LTD (200000684K)”. www.companies.sg. 2022年6月23日閲覧。
- ^ “SGSP (Australia) Assets Pty Ltd Tax Transparency Report Year Ended 31 December 2018 (CY18)”. Jemena. 2022年5月25日閲覧。
- ^ “Home | Power Automation – Power Systems & Digital Grid Solutions”. www.pa.com.sg. 2022年5月25日閲覧。
- ^ “Jemena - Who we are”. Jemena. 2022年6月24日閲覧。