オクラホマ! (映画)

1955年のアメリカ合衆国の映画

オクラホマ!』(Oklahoma!)は、1955年アメリカ合衆国ミュージカル映画。監督はフレッド・ジンネマン。1943年の同名のミュージカルを原作としている。

オクラホマ!
Oklahoma!
ポスター(1956)
監督 フレッド・ジンネマン
脚本 ソニア・レヴィン
ウィリアム・ルドウィグ英語版
原作 リチャード・ロジャース
オスカー・ハマースタイン2世
リン・リグス
製作 アーサー・ホーンブロウ・Jr英語版
製作総指揮 リチャード・ロジャース(クレジット無し[1]
オスカー・ハマースタイン2世(クレジット無し[1]
出演者 ゴードン・マクレー英語版
シャーリー・ジョーンズ
ロッド・スタイガー
音楽 リチャード・ロジャース
オスカー・ハマースタイン2世
撮影 ロバート・サーティース
編集 ジョージ・ベームラー
製作会社 マグナ・プロ
配給 アメリカ合衆国の旗 1955年10月11日
日本の旗 1956年12月28日
公開 アメリカ合衆国の旗 RKO
日本の旗 20世紀フォックス
上映時間 143分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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バーバラ・ローレンス(左)とエディ・アルバート(宣材写真)

Todd-AOシステム英語版による70mmフィルムワイドスクリーンで史上初めて撮影された映画である。

ヒロインのシャーリー・ジョーンズは原作の作者であるリチャード・ロジャースオスカー・ハマースタイン2世の指名によりキャスティングされ、本作以降彼女は2人の合作したミュージカルの映画版に多く出演することとなった。

2006年に製作50周年版DVDが「ロジャース&ハマースタイン カルーセルBOX」に収録され、その後2009年に単独で発売された。当盤では、35mmのシネマスコープ版の本編と共に70mm版が特典映像として収録されており、両者は冒頭のタイトル部分が異なる。

ストーリー

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ストーリーはもともとリン・リッグス英語版が書いたブロードウェイ劇『ライラックが盛んに咲く』Green Grow the Lilacsに基づいていて、オクラホマが州として承認される1906年にクレアモア英語版駅近くの田舎でおこった出来事を描いている[2]

  • 青空の下、歌『美しい朝』が流れる中を、広々とした牧場が広がるオクラホマの大草原で、エラーおばさん(Aunt Eller)に育てられてきた年頃の娘ローリー(Laurey)は、カウボーイのカーリー(Curly)が好きだが、彼が他の女性たちとも仲がいいので、村祭りには農場の手伝いのジャッド(Jud)と一緒に行く約束をしてしまう。
  • 村祭りは盛大に行われて、村民はさまざまに歌い踊る。一緒に馬車で祭りへ行く途中、ジャッドはローリーにキスを強要しようとしたので、彼女はジャッドを馬車から突き飛ばして、置いてきてしまう。
  • 村祭りの余興で学校の資金集めの競りがエラーおばさんが司会で行われて、ローリーが寄付した手提げかごの競りを巡って、カーリーとジャッドが争い、カーリーは最後に自分のピストルまでをその場で売って、ついに入手する。
  • 他の娘たちの恋愛劇などいろいろあるが、カーリーとローリーはついに自宅で結婚式をあげる。
  • それを恨んで、2人が干し草の山に乗って結婚を祝っているのに火を付けて殺そうとするが、カーリーは怖がるローリーを突き飛ばして無事に下へ降し、自分はナイフをかざしているジャッド目がけて飛び降り、そのもみ合いでジャッドは死ぬ。
  • カーリーの殺人罪裁判が、その場に裁判官も居たので行われ、カーリーは無罪になり、カーリーとローリーは歌「オクラホマ!」が流れる中を自分が御する馬車でハネムーンに出発する。

キャスト

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受賞とノミネート

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映画祭・賞 部門 候補 結果
アカデミー賞 撮影賞(カラー) ロバート・サーティース ノミネート
ミュージカル映画音楽賞 ロバート・ラッセル・ベネット
ジェイ・ブラックトン
アドルフ・ドイチュ
受賞
編集賞 ジーン・ルッジェロ
ジョージ・ベームラー
ノミネート
録音賞 トッド=AOサウンド部 受賞
アメリカ国立フィルム登録簿 2007年新規登録

参考文献

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  1. ^ a b Oklahoma! (1955) - Full cast and crew”. インターネット・ムービー・データベース. 2011年9月24日閲覧。
  2. ^ DVD "Rodgers & Hammerstein, Oklahoma!" (20th Century Fox Home Entertainment LLC, 20015 - 50th Anniversary Edition)

外部リンク

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