エルシリオ・ルス国際空港
ブラジルの空港
エルシリオ・ルス国際空港(エルシリオ・ルスこくさいくうこう)は、ブラジルのフロリアノーポリスにある空港である。フロリアノーポリスの都心部からは10キロメートルほどの位置にある。海岸近くにある空港であり標高は5メートルほどと低い土地に作られた空港である。空港名はサンタカタリーナ州知事を3回を務め、上院議員も務めた Hercílio Pedro da Luz (pt) にちなむ。現在はインフラアエロが運営している。空港の一部はブラジル空軍のフロリアノーポリス空軍基地と共用されている。
エルシリオ・ルス国際空港 Aeroporto Internacional de Florianópolis-Hercílio Luz | ||||||||||
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IATA: FLN - ICAO: SBFL | ||||||||||
概要 | ||||||||||
国・地域 | ブラジル | |||||||||
所在地 | フロリアノーポリス | |||||||||
母都市 | フロリアノーポリス | |||||||||
種類 | 軍民共用 | |||||||||
所有者 | Infraero | |||||||||
運営者 | チューリッヒ空港株式会社(2017年-) | |||||||||
標高 | 5 m (16 ft) | |||||||||
座標 | 南緯27度40分13秒 西経048度33分09秒 / 南緯27.67028度 西経48.55250度座標: 南緯27度40分13秒 西経048度33分09秒 / 南緯27.67028度 西経48.55250度 | |||||||||
公式サイト | Infraero FLN | |||||||||
地図 | ||||||||||
ブラジルにおける位置 | ||||||||||
滑走路 | ||||||||||
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統計(2015年) | ||||||||||
旅客数 | 3,693,486人 | |||||||||
貨物取扱量 | 4,682トン | |||||||||
発着回数 | 47,347回 | |||||||||
リスト | ||||||||||
空港の一覧 |
2017年3月16日、チューリッヒ空港株式会社 (Flughafen Zürich AG) がコンセッションを取得し、空港を運営・拡張する権利を得た。コンセッション契約を締結後、空港を100%所有し、2047年まで運営する予定である[4]。
主な航空会社
編集主な就航路線
編集国内線 : ベロオリゾンテ/コンフィンス、ブラジリア、カンピーナス、クリチバ、ポルトアレグレ、リオデジャネイロ/ガレオン、リオデジャネイロ/サントス、サンパウロ/グアルーリョス、サンパウロ/コンゴーニャス、フォス・ド・イグアス
事件・事故
編集- 1951年3月22日:クルゼイロ航空のダグラス C-53-DO(機体記号PP-CCX)が悪天候の中着陸進入中、エンジンが故障して滑走路をオーバーランし墜落した。この事故で乗客乗員14人のうち3人が死亡した[5]。
- 1980年4月12日:サンパウロ・コンゴーニャス空港発フロリアノーポリス行きのトランス・ブラジル航空303便(機材:ボーイング727-27C、機体記号PT-TYS)が夜間、激しい雷雨の中フロリアノーポリスへの計器進入中、経路を外れ丘に激突し爆発した(トランス・ブラジル航空303便墜落事故)。事故原因として速度と距離の判断ミス、機長の監督不十分、着陸復行を実施できなかったこと、不適切なエンジンの操作などが挙げられた。乗客乗員58人のうち、生存者は3人のみであった[6][7]。
脚注
編集- ^ “Estatísticas” (ポルトガル語). Infraero (2 February 2016). 4 April 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。15 May 2016閲覧。
- ^ “空港の公式サイト” (ポルトガル語). Infraero. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “Lista de aeródromos públicos” (ポルトガル語). ANAC. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “Flughafen Zürich AG wins concession for airport in Brazil”. チューリッヒ空港 (16 March 2017). 17 March 2017閲覧。
- ^ “Accident description PP-CCX”. Aviation Safety Network. 21 July 2011閲覧。
- ^ “Accident description PT-TYS”. Aviation Safety Network. 21 July 2011閲覧。
- ^ Germano da Silva, Carlos Ari César (2008). “Transbrasil 303” (ポルトガル語). O rastro da bruxa: história da aviação comercial brasileira no século XX através dos seus acidentes 1928–1996 (2 ed.). Porto Alegre: EDIPUCRS. pp. 313–317. ISBN 978-85-7430-760-2