アリノトウグサ目(Haloragales)は、被子植物である。クロンキスト体系では、バラ亜綱の下位クラスに属している。花は両性あるいは単性であり、苞腋に着生する。花の構造は、子房上位~下位で、単花被、または無花被、ときに異花被である。水生または湿地生のものが多い[1]

アリノトウグサ目
ホザキノフサモ
分類(クロンキスト体系)
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: アリノトウグサ目 Haloragales
学名
Haloraga
Bromhead (1838年)
和名
アリノトウグサ目

分類

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APG植物分類体系

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APG植物分類体系ではアリノトウグサ科バラ目に、グンネラ科グンネラ目に入れられているため、アリノトウグサ目の名称は使わない。

クロンキスト体系

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クロンキスト体系ではバラ亜綱の下位クラスであり、2科を含む。

新エングラー体系

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新エングラー体系では、フトモモ目に入れられているため、アリノトウグサ目の名称は使わない。

脚注

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  1. ^ 井上 宏、岩槻 邦男、柏谷 博之、田村 道夫、堀田 満、三浦 宏一郎 著「種子植物門」、山岸 高旺 編『植物系統分類の基礎』(4版)北隆館、東京都港区高輪、1983年9月10日、257頁。ISBN 4-540-03088-4