アドバンテッジ パートナーズ
日本の投資会社
(アドバンテッジパートナーズから転送)
株式会社アドバンテッジパートナーズ(Advantage Partners Inc.)は、日本の投資会社。ベイン・アンド・カンパニー出身の2名によって設立されたプライベート・エクイティ・ファンドである。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス17階 |
設立 |
2005年9月13日 (1992年12月創業) |
業種 | プライベート・エクイティ・ファンド |
法人番号 | 8010401095110 |
事業内容 | プライベートエクイティ投資ファンドの設立・運営、未公開株式への直接投資 |
代表者 | 笹沼泰助、リチャード・L・フォルソム(共同代表パートナー) |
資本金 | 4887万5000円 |
純利益 | 42万7000円(2019年09月30日時点)[1] |
総資産 | 16億1722万5000円(2019年09月30日時点)[1] |
主要子会社 | 株式会社エイ・ピー・エム |
外部リンク | http://www.advantagepartners.com/ |
ダイエー再生への関与やポッカコーポレーション(現・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)のMBOなどの成果がある。
沿革
編集主な投資関与企業
編集(2015年3月現在)
- 株式会社BMBミニジューク(BMBの子会社で2002年に吸収合併。2010年にエクシングに吸収合併され法人格消滅)
- 富士機工電子株式会社(現在はキョウデングループ)
- 株式会社ポリゴンピクチュアズ
- アイクレオ株式会社 (元ワイス(旧ワイスレダリー)グループ。現在は江崎グリコグループ)
- 株式会社キスコソリューション(元カネボウグループ。ブレイニーワークスへ社名変更後、2009年に電通国際情報サービスに吸収合併され法人格消滅)
- 株式会社ひらまつ
- 株式会社アイコテクノロジー (旧日本重化学工業から一部事業を引き継ぎ独立。現在のワークスソリューションズ(ワークスアプリケーションズグループ))
- 株式会社アクタス (元ミネベアグループ。コクヨファニチャーや積水ハウスなどに売却。現在はコクヨが実質的に経営権を主導)
- 株式会社キーポート・ソリューションズ
- 国内信販株式会社 (2004年に楽天へ売却後、2011年に会社分割を経てKCカード(現楽天カード)へ。再度の会社分割を経て現在はJトラストカード(Jトラストグループ))
- 弥生株式会社(ライブドア(のちLDH)グループを経てMBKパートナーズによりセカンドMBOへ。現在はオリックスグループ)
- 株式会社星電社 (後にマツヤデンキ及びサトームセン[2]と経営統合。現在はヤマダ電機傘下)
- 小倉興産株式会社 (元住友金属グループ。2006年にアパマンショップホールディングスへ吸収合併され法人格消滅[3])
- 株式会社日本海水 (元親会社の旭化成から旧新日本ソルトと旧赤穂塩水を買収し合併。現在はエア・ウォーターグループ)
- ウイングアーク テクノロジーズ 株式会社 (現ウイングアーク1st、翼システムより業務用ソフトウェア事業を引き継ぎ独立)
- 株式会社ダイエー(丸紅・イオン株式会社とともに主要株主を構成、後に売却。)
- 株式会社ポッカコーポレーション(2006年にMBOによる大手企業の上場廃止で話題となった。後に明治製菓(現・Meiji Seika ファルマ)・サッポロHDと資本・業務提携を締結し、2011年にサッポロHDの連結子会社となる。2013年にポッカサッポロフード&ビバレッジへ吸収合併)
- カネボウ株式会社(現クラシエホールディングス、MKS、ユニゾン、花王と連合。現在はホーユーの完全子会社[4])
- レックス・ホールディングス(MBOにて非上場化。2012年にコロワイドの連結子会社となる。現在のレインズインターナショナル)
- かざかフィナンシャルグループ(旧・ライブドアフィナンシャルホールディングス、企業再生の目途立たずのちにグループ解体へ)
- 株式会社日本コンラックス(旧日本コインコ、親会社のMex, Inc.とともにマースグループから資本独立)
- 株式会社クレッジ(109系アパレルSPA、LIP SERVICE、JSG、Ji.maxx、LAGUSTなどのヤングカジュアルブランドをジョー・インターナショナル株式会社より事業譲受)
- 株式会社東京スター銀行(上場銀行初のTOBによる非上場化案件。現在は台湾大手の中国信託商業銀行の傘下)
- 株式会社コメダ(2013年にMBKパートナーズ傘下へ)
- ウィルコム(PHS系通信サービス、倒産時に買収したが売却しソフトバンクグループの一員となる。2014年にイー・アクセス(現在のY!Mobile)に吸収合併され法人格消滅)
- Wireless City Planning(ワイアレス・シティ・プランニング、通信サービス、前者のウィルコムから本業のPHS関連事業以外の通信サービスを分割して新設)
- 勤十縁(香港証取上場企業、中国の国内メディア広告媒体制作企業)
- インタラック(語学研修・外国語関連教育サービス企業)
- ハイセンス・ブロードバンド・マルチメディア・テクノロジーズ(中国の新興通信機部品メーカー)
- GTAテレグアム(米領グアムの通信企業最大手)
- 株式会社メガネスーパー(上場は維持しているものの実質買収、2012年買収時にロゴタイプ一新)
- 株式会社やすらぎ(現・カチタス、中古住宅再生専業の不動産会社。2017年に株式上場)
- ユナイテッド・シネマ株式会社(映画興行会社、シネマコンプレックスの運営等、住商グループから買収。2014年にローソンHMVエンタテイメント傘下となる)
- シネプレックス(映画興行会社、シネマコンプレックスの運営等、角川グループから買収。2013年にユナイテッド・シネマに吸収合併され法人格消滅)
- 株式会社ザクティ(デジタルカメラOEMメーカー。旧・三洋DIソリューションズを三洋電機から買収)
- 株式会社ほくおうサービス(介護事業)
- 株式会社りらく(リラクゼーションスペースの運営。現在はCI導入を実施し「りらくる」へ屋号変更)
- 株式会社レイ・カズン(婦人服、雑貨の企画・製造・卸・販売)
- 株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング(コールセンター運営)
- 株式会社エフ・エム・アイ(厨房機器の輸入販売)
- ライフリビング株式会社(元SBIホールディングス傘下、現在はレオパレス21傘下)
- ファスフォードテクノロジ株式会社(元日立ハイテクノロジーズ傘下、半導体後工程製造装置メーカー)
- フクバデンタル株式会社(デンタル製品メーカー)
- 株式会社やる気スイッチグループホールディングス(総合教育サービス。個別指導塾・学習塾「スクールIE」などの運営。2023年6月にTBSホールディングスに売却)[5]
- キューサイ(青汁、サプリメント等の製造販売。ユーグレナ、東京センチュリーと組んでコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスから買収)
脚注
編集- ^ a b 株式会社アドバンテッジパートナーズ 第28期決算公告
- ^ 2013年5月31日にヤマダ電機に吸収合併。
- ^ 但し、石油卸部門は小倉興産エネルギー(伊藤忠エネクスグループ)として独立(会社分割)
- ^ なお、このうち化粧品事業は新設会社「カネボウブティック」(花王傘下)に事業継承。
- ^ “やる気スイッチグループホールディングスの株式譲渡に関するお知らせ”. 株式会社アドバンテッジパートナーズ (2023年6月29日). 2023年6月29日閲覧。