アイテイオー
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アイテイオー(1960年4月2日 - 不明)は、日本中央競馬会に所属していた競走馬・繁殖牝馬。1963年のオークスを優勝。
アイテイオー | |
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品種 | サラブレッド系種 |
性別 | 牝 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生誕 | 1960年4月2日 |
死没 | 不明(1982年4月用途変更) |
父 | ハロウェー |
母 | キタノヒカリ |
母の父 | トサミドリ |
生国 |
日本 北海道浦河郡浦河町 |
生産者 | キタノ牧場 |
馬主 | 伊藤忠雄 |
調教師 | 久保田金造(中山) |
競走成績 | |
生涯成績 | 12戦4勝 |
獲得賞金 | 884万4400円 |
勝ち鞍 | 優駿牝馬(1963年) |
経歴
編集株取引で財を成した伊藤忠雄の所有馬で、5代前の母方の血統が不明のサラ系であった。
1960年にキタノオーと共に菊花賞初の兄弟制覇を成し遂げたキタノオーザの姪にあたり、キタノオー、キタノオーザと同じで、伊藤竹男が主戦騎手を務めた。半弟には1967年に北海道3歳Sを勝ち、無敗のまま引退したキタノダイオーがいる。
戦績
編集1962年(3歳)11月の東京でデビューし、2戦目の新馬戦を保田隆芳で勝つ。1963年(4月)は60万下を勝ち、桜花賞を目指して関西に入る。前哨戦のオープンは5着に終わり、大根田裕也が騎乗するも6着に終わる。関東に戻ってトライアルの4歳牝馬特別で3着と盛り返し、4番人気で出走した優駿牝馬はゲート入りを嫌う馬がいて発走が遅れ波乱含みとなり、人気の関西馬ミルフオードが馬群に沈み、アイテイオーが直線抜け出して優勝。夏は北海道シリーズに参戦し、札幌オープン2着、重賞昇格前の函館記念2着と好走。秋はセントライト記念でグレートヨルカの差の無い2着と頑張っていたが、1964年(5歳)4月の東京オープン8着を最後に引退。
引退後
編集引退後は1965年に繁殖入りし、11頭の産駒を送り出した。その中から1974年に京都牝馬特別を勝ったアイテイシローが出ている。また、孫に1982年の有馬記念を勝ったヒカリデユールがいる。繁殖牝馬引退後の消息は不明。
競走成績
編集- 1962年(2戦1勝)
- 1963年(9戦3勝)
- 1着 - 優駿牝馬
- 2着 - セントライト記念、函館記念
- 1964年(1戦0勝)
脚注
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