いみぎむる
いみぎむる(11月29日[3] - )は、日本の漫画家・イラストレーターである。兵庫県出身[1][2]。代表作にアニメ化もされた漫画作品『この美術部には問題がある!』などがある。ペンネームの「いみぎむる」は、本名の漢字をバラしてつけられた名前[4][5]で、当初は「イミギムル」の予定であったが、「イ・ミギムル」という名前の韓国人だと勘違いされたことをきっかけに紛らわしいとして平仮名表記の「いみぎむる」をペンネームとして採用した[1]。
いみぎむる | |
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生誕 |
????年11月29日 日本・兵庫県[1][2] |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家、 イラストレーター |
代表作 | 『この美術部には問題がある!』 |
受賞 | 電撃コミックグランプリ(2007年) |
来歴
編集小学生の頃から週刊少年ジャンプの読者で、『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』『封神演義』などの作品に影響を受けつつ、絵を描く仕事に憧れを描いていた[1][6]。特にあずまきよひこの漫画『あずまんが大王』は自身が漫画家を具体的に目指すきっかけになったと語っており、自身がハガキに描いたイラストが雑誌『月刊コミックス電撃大王』の読者コーナーに掲載されたこともあると話している[6]。
2007年に電撃のコミック新人賞「電撃コミックグランプリ」を受賞したが、その授賞式に伴って上京している合間に、実家にワニブックスの編集者が入れ違いで連絡をしていたことがきっかけとなり、ワニブックスでデビューした[2][6]。商業デビュー作は漫画『キミに幸アレ!!』シリーズである[1]。
2011年2月26日発売の「月刊コミックガム4月号」から同誌で『サイトーくんは超能力者らしい』の連載を始め、2013年9月号まで連載した[7]。
2012年10月から「電撃マオウ」で『この美術部には問題がある!』の連載を始め、同作は2016年にアニメ化された他、2021年8月時点までにシリーズ累計100万部を達成している[2][6][8][9]。
2020年2月には、イラストレーターや漫画家として活動した12年間の画業の成果を収録した自身初となる画集『いみぎむる ART WORKS fruits』を刊行している[10][11]。
2024年11月には『このライトノベルがすごい!2025』イラストレーター部門で1位を獲得したことが発表された[12]。
作品リスト
編集漫画作品
編集連載
編集- キミに幸アレ!!(『月刊コミックガム』2007年 - 2009年)
- サイトーくんは超能力者らしい(『月刊コミックガム』2011年[7] - 2013年)
- この美術部には問題がある!(『電撃マオウ』2012年[13] - 連載中)
読み切り
編集- 『ハナヤマタ』のアンソロジー寄稿作品(原作:浜弓場双、『ハナヤマタ アンソロジーコミック』2014年)[14]
- 『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』のアンソロジー寄稿作品(『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 電撃コミックアンソロジー』2014年)[15]
- Poetic justice(原作:Spider Lily、『リコリス・リコイル 公式コミックアンソロジー リロード』2022年) - 『リコリス・リコイル』のアンソロジー寄稿作品[16]。カバーイラストも担当[16]。
- Baby squirrel(原作:Spider Lily、『リコリス・リコイル 公式コミックアンソロジー リロード 2』2023年) - 『リコリス・リコイル』のアンソロジー寄稿作品。カバーイラストも担当。
- Short story collection(原作:Spider Lily、『リコリス・リコイル 公式コミックアンソロジー リロード 3』2023年) - 『リコリス・リコイル』のアンソロジー寄稿作品。カバーイラストも担当。
イラスト
編集- いいんちょ。 7巻付属小冊子(2015年)イラスト寄稿[17]
- Fate/Grand Order(ゲーム、2015年)公式イラストレーター[1][11]
- Fate/Grand Order 電撃コミックアンソロジー10(2017年)カバーイラスト[18]
- 世界か彼女か選びます!(『世界か彼女か選べない』4巻付属フルカラー小冊子、2018年)イラスト寄稿[19]
- 負けヒロインが多すぎる!(著者:雨森たきび、ガガガ文庫、2021年)[20]
書籍
編集漫画単行本
編集- 『キミに幸アレ!!』ワニブックス〈ガムコミック〉2008年 - 2009年、全2巻[21]
- 『サイトーくんは超能力者らしい』ワニブックス〈ガムコミックプラス〉2011年 - 2013年、全4巻[22]
- 『この美術部には問題がある!』アスキー・メディアワークス〈電撃コミックスNEXT〉2013年[23] - 刊行中、既刊15巻
画集
編集- 『いみぎむる ART WORKS fruits』KADOKAWA、2020年2月27日発売[24]、ISBN 978-4-04-913040-9
その他
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g “いみぎむる インタビュー | TOPPA!!(トッパ・闇鍋的WEBメディア)”. toppamedia.com. 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b c d “「電撃マオウ」連載中『この美術部には問題がある!』TVアニメ化決定!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “いみぎむる”. pixiv. 2021年9月3日閲覧。
- ^ imigimuruの2016年3月10日23時38分のツイート- X(旧Twitter) 「#絵描きさんの名前の由来が知りたい 本名をいじったもの」
- ^ imigimuruの2014年5月14日21時53分のツイート- X(旧Twitter) 「なんと!僕も本名が同じ佑で佑允(ユウスケ)です。允がちょっと珍しいですが…」
- ^ a b c d “【インタビュー】『この美術部には問題がある!』いみぎむる「宇佐美さんが赤面している顔は可愛い」|コミスペ!”. コミスペ!. 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b “いみぎむる新連載「サイトーくんは超能力者らしい」始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年2月26日) 2021年9月3日閲覧。
- ^ “シリーズ累計100万部突破『この美術部には問題がある!』コミックス第14巻が本日8月27日発売”. 電撃オンライン. 2021年9月3日閲覧。
- ^ 電撃マオウ. “「この美術部には問題がある!」特設サイト - 電撃マオウ”. maoh.dengeki.com. 2021年9月3日閲覧。
- ^ Gamer. “「この美術部には問題がある!」いみぎむる氏の画業12年分を収めた初画集「いみぎむる ART WORKS fruits」が発売|ゲーム情報サイト Gamer”. www.gamer.ne.jp. 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b “『この美術部には問題がある!』いみぎむるの初画集が2020年2月27日に発売決定、予約受付中!”. 電撃オンライン. 2021年9月3日閲覧。
- ^ 「『負けヒロインが多すぎる!』が“このライトノベルがすごい!2025”総合1位を獲得。八奈見杏菜はキャラクター女性部門で2位。ここでも負けてる」『電撃オンライン』2024年11月22日。2024年11月23日閲覧。
- ^ “美術部の日常コメディ&オタク青春劇、マオウでW新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2012年10月28日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “「ハナヤマタ」アンソロにTiv、いみぎむるら”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年8月11日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 電撃コミックアンソロジー”. KADOKAWA. 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b “「リコリコ」いみぎむるら総勢41名参加のアンソロジー3冊&コミカライズ1巻、一挙同発”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年12月22日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “秋風白雲「いいんちょ。」最終巻に開田裕治ら参加の小冊子、特典も多数”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年3月24日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “Fate/Grand Order 電撃コミックアンソロジー10”. KADOKAWA. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “「世界か彼女か選べない」4巻特装版にフルカラー小冊子、矢吹健太朗らイラスト寄稿”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年11月9日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “負けヒロインが多すぎる!”. 小学館. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “キミに幸アレ!!(1)(いみぎむる) | ワニブックスオフィシャルサイト”. www.wani.co.jp. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “サイトーくんは超能力者らしい(1)(いみぎむる) | ワニブックスオフィシャルサイト”. www.wani.co.jp. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “いみぎむるが描く美術部の日常コメディ1巻、書店特典も”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年5月26日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “いみぎむる初の画集が発売「この美術部には問題がある!」「FGO」イラストも”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年2月27日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “「まったく最近の探偵ときたら」1巻帯に「この美」いみぎむるの推薦文&イラスト”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年7月27日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “御利益プロジェクト”. ファンタジーエデン. 2021年9月3日閲覧。
- ^ “「SAO」「WORKING!!」キャラデザを務めた足立慎吾の初監督アニメ、いみぎむる参加”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年12月31日). 2021年12月31日閲覧。
外部リンク
編集- いみぎむる (@imigimuru) - X(旧Twitter)
- いみぎむる - pixiv